3月3日のひなまつりを前に、山形・村山市で1500体のひな人形の展示が始まった。
長~いひな壇に、表情も形も様々なひな人形がずらりと並ぶ様子は圧巻だ。
豪華絢爛なひな人形が会場を彩る
平安時代のおままごとが由来とされる“ひな祭り”。
りりしくも優しい表情のひな人形は、子どもの健やかな成長と幸せを願っている。

村山市民会館で2月27日に始まった「段々ロングな雛まつり」は、2025年で19回目となる恒例の催しだ。幅13.5メートル、高さ2.2メートルのひな壇に飾られたひな人形は実に1500体。

子どもが成長して使わなくなったものなど全国各地から約6000体が寄贈され、状態の良いものを展示している。
27日のオープニングセレモニーでは、市内の輝認定こども園の年長の園児たちが歌と踊りで華を添えた。

また、会場には市内の保育施設の園児たちが手作りした折り紙などを使ったかわいらしいひな人形も飾られていた。

「頑張ったところ」を子どもたちに聞いてみると「お顔。お内裏さまとおひなさま」「体に細長い紙を貼って、中に紙を入れた」「体の部分。折り紙を切って貼った。かわいくなった」と話した。

寒河江市から訪れた人は「素晴らしい、初めて見た。よく1500体も集めた」と絶賛。生後9カ月の女の子と一緒に訪れたお母さんは「(Q.どんな子に育ってほしい?)かわいさを備えた強くたくましい子に育ってほしい」と話した。
訪れた人たちは1500体の迫力に驚きながらも、豪華絢爛なひな人形を楽しんでいた。
「段々ロングな雛まつり」は入場無料で、3月9日まで開かれている。
(さくらんぼテレビ)