JR西日本の特急「やくも」の新型車両「273系」がまもなくデビュー1周年を迎えるのに合わせ、「やくもブロンズ」をまとったラッピングバスが誕生した。
鉄道とバスの“相乗効果”で、山陰の観光の盛り上がりにつながればと、関係者は期待している。
鉄道とコラボ「やくもブロンズ」のバス誕生

2月20日、島根・出雲市のJR西日本後藤総合車両所出雲支所で報道関係者の前に姿を見せた1台のバス。
JR西日本の特急「やくも」をイメージしたラッピングバスだ。
新型車両「273系」が2024年4月にデビューしてからまもなく1周年を迎えるのを記念して、JR西日本とJRバス中国が企画した。
「やくも」を“完コピ” ナンバーも「273」に

印象的なメタリックブロンズのボディには、シンボルマークの白い雲も。

ナンバーも新型「やくも」の型式と同じ「273」なのもこだわりのポイント。

実際の車両と並ぶと、かなりの再現度だ。

こだわりは見た目だけではない。座席には緑色と青色のヘッドレストカバー。「やくも」のシートに合わせて用意した特別仕様だ。
「鉄道×バス」相乗効果で山陰の観光に貢献

「やくも」を“完コピ”したバスの誕生に、JRバス中国の福永裕也島根支店長は、「鉄道と目的地をつなぐ「二次アクセス」を担うバスとして「さまざまな観光地に案内して、観光に貢献できたら」と意気込んだ。

また、JR西日本観光開発室の足立智室長も「新型やくもを忠実に再現していて、完璧な仕上がり。やくもと一緒に地元から愛される存在になるといい」と期待した。
「やくも」ラッピングバスは54人乗り、2月23日から、島根県を中心に中国地方で運行されている。
旅行会社のツアー商品のほか、学校やスポーツ団体などの貸し切りバスとしても使用されるということだ。
(TSKさんいん中央テレビ)
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