天皇陛下はきょう、65歳の誕生日を迎えられました。

記者会見で、陛下は戦後80年にあたり平和への思いや長女・愛子さまについて述べられました。

陛下は会見で、「私が生まれる15年前までは戦争の時代であったということになります」「日本の発展の礎を築いた人々の苦難に深く思いを致し、平和の尊さを心に刻み、平和への思いを新たにする機会になればと思っております」と述べられました。

その上で、「日本において80年間、平和の時代が続いていることを有り難いことと思います」「戦争を知らない世代に、悲惨な体験や歴史が伝えられていくことが大切」との考えを示されました。

去年、3度にわたり見舞った能登半島の被災地については、「皆さんの心が挫けそうになっているお気持ちを感じ、私たちの訪問が少しでも力になるのであれば」と心を寄せられました。

また、陛下は、愛子さまから日本赤十字社での業務について話を聞いていると明かされ、「精一杯仕事に取り組んでいる様子に、社会人として一歩一歩成長しているのではないかと思います」と述べられました。

側近によりますと、就職した経験が無い陛下にとっては赤十字での業務の話一つ一つが新鮮で、「未知の旅」のように感じられているということです。

きょうは午前中、皇居で一般参賀が行われます。

この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。 ギャラリーページはこちら(13枚)
フジテレビ
フジテレビ

フジテレビ報道局が全国、世界の重要ニュースから身近な話題まで様々な情報を速報・詳報含めて発信します。

社会部
社会部

今、起きている事件、事故から社会問題まで、幅広い分野に渡って、正確かつ分かりやすく、時に深く掘り下げ、読者に伝えることをモットーとしております。
事件、事故、裁判から、医療、年金、運輸・交通・国土、教育、科学、宇宙、災害・防災など、幅広い分野をフォロー。天皇陛下など皇室の動向、都政から首都圏自治体の行政も担当。社会問題、調査報道については、分野の垣根を越えて取材に取り組んでいます。