JR長野駅前で発生した男女3人殺傷事件で、警察の捜査本部は重傷を負った30代の男性に対する殺人未遂の疑いで、46歳の男を再逮捕した。事件は1月22日夜、長野駅前で男女3人が刃物を持った男に次々と刺され、49歳の男性が死亡、男女2人が重軽傷を負った。男は事件については黙秘を続けているという。

重傷男性への殺人未遂の疑いで再逮捕

殺人未遂の疑いで再逮捕されたのは長野市の無職、矢口雄資容疑者（46）。

調べによると、矢口容疑者は、1月22日午後8時過ぎ、JR長野駅前で長野市の男性会社員（37）の背中を殺意を持って刃物で刺し、全治2カ月の大けがを負わせた疑いがもたれている。

事件では、長野駅前でバスを待っていた男女3人が刃物を持った男に次々と刺され、49歳の男性が死亡したほか、男女2人が重軽傷を負った。

その後、男は逃走したが、警察は防犯カメラなどの映像をたどる「リレー捜査」などで矢口容疑者を割り出し、事件から4日後の1月26日、女性に対する殺人未遂の疑いで逮捕した。

雑談には応じるも「黙秘」続ける

矢口容疑者は、雑談には応じるものの最初の逮捕から一貫して事件については黙秘を続けているという。

捜査本部は今後、死亡した男性（49）に対する殺人の疑いでも立件する方針で、生活状況などを調べ、動機の解明を進める方針だ。

（長野放送）

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