「森友学園」を巡る財務省の文書改ざん問題で、関連する文書について「不開示」とした国の決定を大阪高裁が取り消すよう命じた判決について、国が上告を断念する方針を示した。
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改ざんを苦にうつ病を発症して死亡した、財務省職員赤木俊夫さんの妻・雅子さんは、夫の写真と眼鏡を前に記者会見に臨み、「石破首相が夫を思って決めてくださったそうなので、本当に感謝しています」と述べた。
■「総理より 判決を真摯に受け入れるべきである」加藤財務相
これに先立って加藤財務相は、上告をしない方針について、次のように説明していた。

加藤財務相:さきほど総理より、誠心誠意、職務に精励されていた方が亡くなられたことを考えれば上告せずに判決を真摯に受け入れるべきである。
■妻・雅子さん石破首相にメール送ったと明かす
また赤木さんの妻・雅子さんは、上告を断念する方針について、石破首相に感謝のメールを送っていたことも明かした。

赤木雅子さん:『ありがとうございます。夫に良い報告ができます。要望が多くて申し訳ないのですが、黒塗りのないものを出してほしいです。本当にありがとうございました』っていうことの送ったら、『ご連絡をいただきありがとうございました』という返事でした。

赤木雅子さん:その前に高裁の判決が出たときにもお送りしたんですけど、その時はお返事いただけなかったので、すごい石破首相もいろいろ、考えて考えて、きょうの決断に至ったんだと思うので。
(関西テレビ 2025年2月6日)