会員制量販店の「コストコ」が3日、5月1日から年会費を引き上げると発表した。
引き上げの理由について、サービス維持のためと説明している。
一方、サブスクの値上げも相次いでいて、家計への負担増に解約検討の動きも見られた。

「商品とサービスの質向上のため」コストコが年会費改定へ

「コストコ」は、「圧倒的な安さ」と「大容量」が魅力で、行ったことがあるという方も多いと思う。

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そんなコストコで、新たな動きがあった。

4日のテーマは「コストコが年会費アップ。利用者からは…。ソレってどうなの?」だ。

コストコは1999年、福岡の1号店で日本に進出した。
翌年の2000年に千葉・幕張に2号店をオープンさせ、「小売業界の黒船」と呼ばれた。
それから早くも25年以上がたったことになる。

青井実キャスター:
ーー岩田さん、コストコどうですか?

スペシャルキャスター・岩田明子さん:
私の友人の間でも大人気です、特に家族の多い人。

青井実キャスター:
大容量だから、いっぱい買って友達におすそ分けするとかもありますよね。

コストコは会員制量販店で、買い物をするには年会費を支払い、会員になる必要がある。
その年会費を運営会社が3日、5月1日から改定すると発表した。

個人向けの「ゴールドスター会員」は440円値上げし、5280円(税込み)に、法人向けの「ビジネス会員」は1045円値上げし、5,280円(税込み)に、購入金額の2%が還元される、「エグゼクティブ会員」は660円アップの1万560円(税込み)になる。

お客さんは、どう感じているのだろうか。

コストコ利用歴10年:
豚ひき肉とメキシカンサラダラップというもの(を買った)。テーマパーク的な使い方をしている。楽しめて少し安い、そんな感じで楽しんでます。(年会費の値上げ)仕方ない。いろいろとコスト上がっていますので、仕方ないかなと思っています。

7人家族:
家族が多いので、ほかのスーパーで買うよりもコストコで買った方がコストは低く抑えられるので、(年会費)上がったところで不満は感じない。払い続けていきたいと思っている。

コストコ利用歴15年:
ブルーベリー3つとショウガ、根ショウガ。会員だからこれを安く売りますとか会員だからっていう特典がない。今が限度くらいよね。これが6000円~7000円になるとちょっと…。

年会費アップの理由について、運営会社はこう説明している。

コストコホールセールジャパン:
会員の皆様よりお預かりしている年会費は、できる限りの低価格にて商品やサービスをご提供することを可能にしています。今後も、会員の皆様にご提供する商品とサービスの質と価値を高めていくため、年会費を改定させていただきます。

他“サブスク”も次々値上げ…「1個解約しようかな」

定額の年会費を上げることで、サービスを維持するという。

一方、街の皆さんからは定額サービスについて、こんな声が上がっていた。

街の声:
コストコも入ってるし、Amazonプライムも入ってる。Netflix、ディズニープラスとか。

コストコ同様に、定額料金で一定期間、商品やサービスを利用できる仕組みのサブスクリプション、通称“サブスク”について、2024年2月に行った全国の10〜60代の男女4646人を対象にしたアプリ紹介サービス「アプリブ」の調査によると、サブスクリプションを利用した経験がある人は、50.6%と半数以上にのぼった。

そんなサブスク、複数入っているみなさんには、ある悩みがあるようだ。

街の声:
(合計金額)考えたことない。その場その場で。徐々に上がっていくのは、給料が上がらない分つらいな。

街の声:
「DAZN」という、サッカー、Jリーグ見るために入ったのが、それがむちゃくちゃ値上がりした。サブスクで月1万くらい払っている。お財布的には厳しいものがある。1個解約しようかな。

2024年、Netflixは最大で月額310円値上げし、Amazonプライムも2023年に年会費を1000円値上げしている。
食品だけでなく、こんなところにも値上げの波が押し寄せている。
(「イット!」2月4日放送より)

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