長崎県では、6日午前中にかけて平地、山地ともに大雪に注意・警戒が必要だ。5日は午前と夜に雪が降りやすい状態となり、6日かけては平地で数センチから十数センチの雪が積もる恐れがある。
6日午前中にかけて警報級の大雪の可能性
長崎地方気象台は4日午後4時13分、大雪に関する長崎県気象情報第8号を発表した。九州北部地方では6日にかけて、上空約1500mにマイナス12度以下のこの冬一番の強い寒気が流れ込み、次第に強い冬型の気圧配置となる見込み。
このため長崎県では、6日午前中にかけて平地、山地ともに大雪となるおそれがあり、雪が同じ所で降り続いた場合は、警報級の大雪となる可能性がある。また、気温が平年よりかなり低くなる所がある見込みだ。
5日の雪のピークは午前中と夜
[雪の予想]
4日午後6時から5日午後6時までに予想される24時間降雪量は多い所で、
長崎南部山地 20cm
長崎北部山地 20cm
長崎南部平地 10cm
長崎北部平地 10cm
壱岐 5cm
五島 10cm
その後、5日午後6時から6日午後6時までに予想される24時間降雪量は多い所で、
長崎南部山地 10cm
長崎北部山地 10cm
長崎南部平地 5cm
長崎北部平地 5cm
壱岐 3cm
五島 5cm
(山地は標高200mを超える地域)
積雪や路面凍結による交通障害、農作物や農業施設の管理に注意・警戒が必要だ。また、雪による視程障害、低温による水道管の凍結、落雷や突風に注意を呼び掛けている。次の情報は、5日午前6時頃に発表する予定だ。
平地で数センチから十数センチの積雪も
佐世保市では4日午前中、断続的に雪が降り、路面にうっすらと雪が積もった。

テレビ長崎の松田貢児気象予報士によると、今後の雪のポイントとして、寒気のピークは5日の午前と夜の2回、雪が降りやすい状況が続く。

5日午前には西から雪雲が流れ込み、夜には気圧の谷に伴う雪雲が九州北部を通過する見込みだ。6日にかけては、平地で数センチから十数センチの雪が積もる恐れがある。
佐世保市、諫早市、長与町、時津町、佐々町では全ての小中学校で5日の臨時休校が決まっている。(4日午後3時半時点)
(テレビ長崎)