9日午前0時頃、千葉県鴨川市の住宅に男が侵入。2階の寝室で寝ていた87歳の女性を縛り、現金を盗む緊縛強盗事件が発生しました。

寝室で寝ていたところ、突然男に「金を出せ」と脅された女性。

「ないよ」と返答すると、男は女性の手足をひものようなもので縛り1階の室内を物色し始めたといいます。

そのすきに女性は自ら足を動かしてひもをほどき、はさみで手を縛っていたひもを切ると、隣に住む親戚の家に逃げ込みました。

被害女性の隣に住む親戚:
(深夜)1時半頃、ピンポンが鳴って。扉をガタガタたたいていた。
(女性は)いとこですからね、すぐ開けて。そしたら「泥棒に入られて、縛られて、逃げてきた」って。
決死の脱出劇「はってきた」
被害に遭った女性の親戚によると、この時、女性は87歳とは思えない、大胆な行動に出たといいます。

容疑者が1階を物色している間、87歳の女性は、縛られていたひもをほどくと、2階の窓から外に。そのまま窓の下にある車庫の屋根に飛び降りて、屋根を渡って逃げたというのです。
しかしそのとき転落し、左足を骨折する重傷を負いました。

被害女性の隣に住む親戚:
ここを(道路を20mくらい)はってきたんですよ。

――立てもしなかった?
立てないでしょ、骨折しちゃってるから。必死で逃げてきたんでしょう。(腕の)このへんに傷もありましたよね。

その後、親戚が110番通報しましたが、警察が着いたときには、男は逃走していたといいます。
1階の脱衣所の窓ガラスを割って侵入し、寝室に置いてあった現金数千円を盗んだとみられる男。黒っぽい上着に長ズボンをはいており、現在も逃走中です。

さらに、ある特徴が…。

被害女性の隣に住む親戚:
知らない顔で、少し“外国人訛りがあった”と言っていました。

警察は、首都圏で相次ぐ闇バイトによる強盗事件と関連がないか、捜査を進めています。
(めざまし8 1月10日放送)