子供A:
少なめくーだーさい
子供B:
ご飯もうちょっと入れて~

東京・世田谷区にある「さくらしんまち保育園」では、食べたいものを食べたい量だけ選ぶセミバイキング方式を導入しています。

そのため自分で選んで食べることで、“好き嫌い”と“食べ残し”がほとんどありません。
さくらしんまち保育園・新海咲貴さん:
子どもが自分で選ぶから食べたいと思うと思うので、自分で選んでもらうということを大事にしています

5歳児クラスの担任、新海咲貴先生。
“嫌いな物を無理矢理食べさせてトラウマを植え付けたくない”と強制しない教育を行っています。

子供C:
ダイコン減らしてください
新海咲貴さん:
小さいやつ食べる?

子供C:
(うなずく)食べる
新海咲貴さん:
レタスは?
子供C:
2個。(前食べたら)美味しかった
新海咲貴さん:
美味しかった?えー、すごいじゃん

大切なのは「食べてみよう」と子ども自身が決めることです
新海咲貴さん:
最初から嫌いだからいらないっていうのは、食事だけじゃなくて他のことでも「これはやらなくていいや」ってすぐに諦めちゃう子になってしまうと思うので…

数年前までは「これをやりなさい」という教育をしていたという新海先生。
その経験から“叱って強要する教育”は「即効性があっても持続性はない」と、“自分で考え、自分で選ぶ教育”を進めているのです。

新海咲貴さん:
(挑戦すると)「私これ好きだったんだ」とか、選択肢が広がっていくと思うのでちょっとだけ食べてみようとか、ちょっとだけやってみようというところは大事にしていきたいなと思います。

強制するのではなく、自分でやってみたいと思うことを意識し、子どもたちに寄り添う新海先生はあすも教育を続けます。
(イット! 12月16日放送より)