三毛猫模様のルームウエアと飼い猫が“同化”した姿がX(旧Twitter)上に投稿され、話題になっている。
ニッセン様へ。
猫Feel、購入させていただきました。
とても暖かく、手触りも申し分ないのですが三毛猫柄の出来が良すぎて飼い猫を見つけるのに苦労します。最高です。
このようなコメントと共に投稿されたのは、三毛猫の雷十太(らいじゅうた)ちゃん(メス・推定3歳)が横になっている写真。

風呂から戻った飼い主(@asjSvnCZl18wKXM)さんが、脱ぎ捨てていた三毛猫柄のルームウエアを着ようとしたときのこと。そのルームウエアの上に雷十太ちゃんが陣取っていたというのだ。しかし一見すると、顔は分かるが胴体がどこあるのか分からない。どのような体勢になっているのだろうか?
白地に黒と茶色が絶妙に配置され、また程よくルームウエアに立体感があることから、うまく紛れてしまったようだ。12月5日に購入したそうだが、もしかしたら雷十太ちゃんの方がお気に入りなのかもしれない。
この写真には、ユーザーからは「同化してる~」「これは完全一致…」などのコメントが寄せられ、15万件の「いいね」を集めている(12月27日現在)。
感触も見た目もそっくり
何度も見てしまう写真だが、現在も雷十太ちゃんとルームウエアの見分けがつかなくなることはあるのだろうか? 飼い主さんに聞いてみた。
――どうしてその写真を撮ろうと思った?
一体化していて可愛かったからです。
―ルームウエアの感触もそっくりなの?
そっくりです!感触はルームウエアの方が若干さらさらしていますが(笑)。

――見分けがつかなくなったりすることはある?
暗がりで見るとルームウエアに声をかけることはありますね。
――雷十太ちゃんはどんな猫?ルームウエアを購入して変わった様子はある?
好奇心旺盛で甘えん坊です。あと何時でも可愛いです。商品が到着して2日ほど、私が着ていると匂いを嗅ぎにきてはどこかに行ってしまったということもあったのですが、急に慣れました。

――ルームウエアのどこが気に入っていると思う?
よく上に乗ってリラックスしているので気に入ってはいるんですが、気に入っている理由は本猫に聞かないと分かりませんね…。
ニッセンにそっくりの秘密を聞いてみた
ちなみにXでの投稿の冒頭に「ニッセン様へ」と記したのは、思ったままの気持ちを伝えようとしたところ、無意識で書いてしまったのだそう。
このルームウエアは、通販大手「ニッセン」の寝具ブランド「猫Feel」の「まるで猫!のようなモフモフスタンドカラー 着る毛布(首元あったかタイプ)」という商品。
猫Feelは「まるで猫を撫でているような手触り」を追求し、猫好きの間で人気のブランド。その中で、本物の三毛猫が同化するほどのクオリティを再現したのが三毛猫柄シリーズだ。世の猫好きからの熱烈な要望を受けて、約1年間かけて開発。2023年の9月に発売した。柄のこだわりについて、ニッセンの商品開発担当者に聞いてみると、商品化までにいろいろ苦労があったようだ。
――三毛猫柄の再現のこだわりは?
猫Feelは猫の柄によって染色方法を変えており、三毛猫柄は毛先から根本にいくほど白くなる染色方法を採用しています。猫ちゃんをなでているときに地肌がちらっと見えるようなリアルさを追求しているんです。

実は、サンプルを何度もやり直ししているとき、かなり大胆な柄なので、もっと寝具としてインテリアになじむような柄の大きさや色にするべきなのか、とても悩みました。
上司にそのことを相談すると、「これは毛布の柄を作っていると思わないで。猫を作っていると思ってほしい。これは猫です!」といわれ、迷いが吹っ切れました。「そうだ、これは三毛猫なんだ!」と自分に言い聞かせて開発をしていました。
――毛並みの再現についてはどう?
最終的に素材の毛足は約9ミリメートルを採用し、加えて75デニールのかなり細い糸で密度の高い生地にしました。何度もなでたくなるような、とろとろの感触を再現し、毛布にしてはやや長めの毛足にすることで、「まるで猫」な感触を実現しています。

――では、飼い主さんの雷十太先生の投稿の反応は狙い通り?
猫ちゃんとしてのリアルさを追求していましたので、お客様の「思わず間違えてしまった」「うちのこにそっくりです」という声はとても嬉しいですし、ズバリ、狙い通りです。
ニッセン様へ。
— 雷十太先生 (@asjSvnCZl18wKXM) December 10, 2024
猫Feel、購入させていただきました。
とても暖かく、手触りも申し分ないのですが三毛柄の出来が良すぎて飼い猫を見つけるのに苦労します。最高です。#nissen #猫Feel #三毛猫 pic.twitter.com/FaWnjtxu7T
たまたま撮れたというほほ笑ましい1枚。猫Feelのルームウエアが2人の日常をより暖かくしているのではないだろうか。