日産とホンダが、2026年の経営統合を目指します。

ホンダと日産自動車は23日午後5時から会見を開き、経営統合に向けた協議を開始することに合意したと発表しました。

2025年6月までに最終契約を結ぶ予定で、2社の親会社となる持ち株会社を設立して、2026年8月に東京証券取引所のプライム市場に上場を目指すとしています。

取締役の過半数をホンダで指名し、社長もその中から選定する予定だとしています。

また日産と連合を組む三菱自動車は2社の協業に参加するかを検討し、2025年1月末をめどに結論を出すとしています。

ホンダの三部敏宏社長は会見で、「両者が統合することで、あらゆる領域で化学反応が生まれることによる、シナジー効果の可能性は、想定以上に大きいことが再確認できました」と述べました。

ホンダと日産のブランドは維持しながら、ハイブリッド車やEV=電気自動車の製造で生産拠点の相互利用などによる効率化を進め、売上高30兆円、営業利益3兆円を超える会社を目指すとしています。

フジテレビ
フジテレビ

フジテレビ報道局が全国、世界の重要ニュースから身近な話題まで様々な情報を速報・詳報含めて発信します。

経済部
経済部

「経済部」は、「日本や世界の経済」を、多角的にウォッチする部。「生活者の目線」を忘れずに、政府の経済政策や企業の活動、株価や為替の動きなどを継続的に定点観測し、時に深堀りすることで、日本社会の「今」を「経済の視点」から浮き彫りにしていく役割を担っている。
世界的な課題となっている温室効果ガス削減をはじめ、AIや自動運転などをめぐる最先端テクノロジーの取材も続け、技術革新のうねりをカバー。
生産・販売・消費の現場で、タイムリーな話題を掘り下げて取材し、映像化に知恵を絞り、わかりやすく伝えていくのが経済部の目標。

財務省や総務省、経産省などの省庁や日銀・東京証券取引所のほか、金融機関、自動車をはじめとした製造業、流通・情報通信・外食など幅広い経済分野を取材している。