長野東高校の女子駅伝部が12月22日に京都市で行われる全国高校駅伝に18年連続18回目の出場をする。チームは「メダル獲得」を目標に掲げており、1年生の川上南海選手と今井玲那選手の活躍に期待がかかる。特に今井選手は地震で被害を受けた石川県能登半島の出身で、「被災地を元気づけたい」という思いを胸に臨む。
1年生コンビが区間新
長野東は今年の県予選で1時間9分2秒の歴代2位のタイムで優勝した。チームを引っ張るのは1年生の川上選手と今井選手だ。二人は切磋琢磨して実力を伸ばし、県予選ではともに区間新記録を出した。
11月の東日本女子駅伝では県代表として出場し、川上選手は2区、今井選手は6区でそれぞれ区間賞を獲得。初の都大路でも好走が期待される。

川上選手は「中学の時から憧れていた舞台だったので、自分の力を出し切って、2人でメダル獲得に向けて貢献しようねって気持ちで高めあっている」と意気込む。
被災地に勇気を
今井選手は2024年1月に地震で大きな被害が出た石川県能登半島の出身だ。「駅伝を走って、自分の地元(能登半島)の方々にも勇気を与えられるようになりたい」と話す。

横打史雄監督は「(都大路は)非常に強いチームがそろっているので、肩を並べて走れるレース展開を期待」と語る。
恩返しの走りを
チームの目標は「メダル獲得」。2022年の初優勝時のように、常に上位でレースを展開し、優勝争いを演じたいとしている。

窪田舞主将は「優勝争いをするイメージをしっかりつくっている。最後の都大路なので、いつもお世話になっている方々に恩返しの走りができれば」と決意を語った。
(長野放送)