北アルプス五竜岳で、60代と70代の男女2人が登山中に行動不能となり、救助され、近くの山小屋に収容されました。
遭難したのは、神奈川県相模原市の会社員の65歳女性と栃木県宇都宮市の70歳会社役員の男性の2人です。
警察によりますと、2人は8月8日、4人パーティで柏原新道から入山し、8月10日に五竜岳山頂付近(標高約2,800メートル)を登山中に、体調不良で行動不能になりました。2人とも低体温症のような症状だったということです。
午後1時頃、同行者から長野県山岳遭難防止常駐隊員に救助要請があり、隊員2人が出動し、2人を救助し、午後2時半ごろ、近くの山小屋に収容しました。
2人にけがはないということです。
10日、五竜岳周辺は強い風雨だったということです。
県警は「自分の技量に見合ったルート選びをする」「余裕ある登山計画を立てる」「こまめに休憩を取り、意識して水分・エネルギーを補給する」「下山するまで体力や集中力を切らさない」など注意を呼びかけています。