一度聞けば忘れられなくなるほどの特徴的な音楽に合わせたコミカルな動きで強烈な印象を残し、衣装も手作りするなど、彼を象徴するようなプログラムとなった。
“東のエンターテイナー”と呼ばれていることについて尋ねると、「そういっていただくのは本当にありがたいことで、照れくさいところもありますが、いつかは“日本のエンターテイナー”って言ってもらえるような、そんなようなスケーターになれれば」と語る。
見ている人を楽しませる精神は、見た目にも現れている。

「自分が自分らしくいれる色」と表現する赤色を大島は、常に身につけている。
「自分のアイデンティティーのうちの1つとして、自分が一番自信を持っていられる色。赤は自分の気分も上がりますし、自分らしくいられるということが一番強いです」
自分らしさを追求し、常にポジティブで周りを元気にさせる大島は今年、所属する明治大学スケート部の主将となった。
父と二人三脚で進んできたスケート一本道
「後輩たちがまぶしくて前を見て歩けないくらい、まぶしい先輩でいようかなと思うので、本当に後輩たちには安心してついてきてもらえたら」
大島節で主将としての心構えを語った彼は、今年大学ラストイヤーの節目を迎える。
❄️東京選手権🥜シニア男子❄️#大島光翔 選手
— 【公式】フジテレビスケート (@online_on_ice) September 22, 2024
昨期の反省を活かし「ブロックから100%を出せるように練習を積んできた」⛸️
自分が出せる全てを出せて納得👍#かなだい 選曲で決めた今期SP🕺
🗣️気持ちを切り替えて明日も頑張りたい🌟
📸「スケート一本道」👊#figureskate #フジスケ #全日本への道 pic.twitter.com/UDS8NEQXO8
「『自分から滑りたい』って言いました。もともと憧れの曲でもありましたし、いつかはこの曲で滑って恩返しができればいいなとずっと思っていたので。いい節目というか、いい時期なんじゃないかなと思って使うことにしました」

節目の今季、フリーのプログラムに選んだのは、父・淳コーチがプロスケーターとして最後のアイスショーで披露した『Desperado』。