その年の世相を表す「今年の漢字」が12月12日に発表された。2024年の漢字は「金」。この1年を表す漢字を山形県民に聞くと、新しい生活環境やつらかった出来事にまつわる漢字を選ぶ人が見られた。

県民の今年の漢字「新」生活から連想

京都府の清水寺で12日、「今年の漢字」が発表された。
30回目の2024年は「金」だった。

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金が選ばれるのは2021年に続いて5回目で、パリオリンピック・パラリンピックでの金メダルや新紙幣の発行、政治の裏金問題、闇バイトによる強盗事件などが注目された年だった。

2024年も残すところ、あと20日余り。
「今年の漢字」は人それぞれだが、街で山形県民から多く聞かれたのは、新しい生活環境にまつわる一文字だった。

大学1年生の女性は「『新』です。ことし大学生になり、今までとは違う友達やサークル活動も初めて。初めてのことが多かったので『新』」と話す。

製造業会社員の男性も「『新しい』という字。ことし社内で部署異動があって新しい仕事を始めた。色々なお付き合いが始まったので『新』にした」と言う。

「『急』。ことし高校に入学しすごくバタバタしていたなと。勉強も難しくなって、テスト前に急いでこれやってない…みたいなのがあった」と振り返る高校生もいた。

「暑」さに驚き サクランボにも…

一方、つらかった出来事を振り返った人も…。

50代の男性は「『苦』。コロナとインフルエンザと溶連菌とトリプルでなって苦しんだ。来年は病気しないこと、これだけ」と語る。

就職活動が「辛」かったが、就職先が決まり「幸」になったと笑顔で話す高校生
就職活動が「辛」かったが、就職先が決まり「幸」になったと笑顔で話す高校生

「辛」を「今年の漢字」に選んだ高校生は、「ことしは就活の時期で、何回も履歴書を書かないといけなくてやり直しがとてもつらかった」と話すも、就職先が決まり、「みなさんに笑顔を届けたい。そして今は『幸』になりました」と笑顔でコメント。

他には、「暑」を挙げた高校生もいた。

高校生:
ことしは去年より気温が高く、とても暑くて過ごしづらかったから。サクランボとかもダメになった。それもあって、ことし暑さに驚いた。

様々な出来事があった1年。
これから迎える2025年を終えるころ、どんな一文字が「今年の漢字」に選ばれるだろう。

(さくらんぼテレビ)

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