熊本県は、12月11日に大規模な地震が発生した際の津波に関する調査結果を公表した。地震発生後、津波が0.2メートルを超える『影響開始時間』が最も早いのは上天草市で9分。津波の高さが最も高いのは天草市で1.64メートルとなっている。
熊本県が大地震6ケースで65地点を予測
熊本県は県内への津波の影響が大きいとされる布田川・日奈久断層帯の地震や南海トラフ地震の3つのケースなど、計6つのケースを想定に65カ所でそれぞれシミュレーションを行った。

このうち、マグニチュード7.9の布田川・日奈久断層のケースでは、地震発生後、津波の高さが0.2メートルを超えたときの時間、いわゆる『影響開始時間』は上天草市が最も早く9分で、津波の高さは天草市の八代海側で最も高く0.84メートルで到達時間は88分だった。

また、マグニチュード9.1の南海トラフ地震の一つのケースでは、『影響開始時間』は天草市が最も早く118分で、津波の高さは天草市の八代海側で最も高く1.64メートルで到達時間は340分だった。

今回の調査結果について熊本県は「地震や津波の備えを再確認してほしい」としてホームページに公表することにしている。
(テレビ熊本)