老朽化など課題を抱える県内のスポーツ施設の整備について、11月25日はスポーツ施設の検討会議が開かれ、菊陽町が県営野球場の誘致を検討していることを明らかにした。
菊陽町が熊本県営野球場の誘致を検討
熊本県は老朽化などの課題を抱える藤崎台県営野球場や県立総合体育館など4つのスポーツ施設の整備について検討を進めている。11月25日には大学教授やスポーツ団体の代表などを集めた検討会議が開かれた。

菊陽町は「誰もが『菊陽町に野球場を持ってきたい』と思えるような、菊陽町だからこそできる魅力ある提案を、自信を持って出したいので、まずは方向性を県に示してほしい」と述べ、菊陽町が町内に県営野球場を誘致したい考えを示し、誘致に向けた調査を実施していることを明らかにした。

菊陽町は、県民総合運動公園や町が進めるJR原水駅周辺の区画整理区域を、相乗効果が見込めるメリットとして挙げた。
八代市と桜十字グループは新アリーナ構想
また、プロバスケットボールチーム『熊本ヴォルターズ』の筆頭株主である桜十字グループは、再来年から始まるリーグ再編に合わせて、収容人数5000人以上でリーグの基準を満たすアリーナの必要性を説明。

「熊本県立体育館に、熊本県が主体となったPFI(民間活力生かした建設・運営)がベスト」と、熊本県が主体となり、現在の県立総合体育館を民間の活力やスピードを生かして建て直す案を示した。

一方、八代市は市が進めるJR新八代駅周辺の再開発の中で、駅の北東部に収容人数5000人以上のメインアリーナがある大規模集客施設を検討していることを報告した。

熊本県は2025年度中にスポーツ施設の整備に向けた方向性をまとめることにしている。
(テレビ熊本)