便利だと毎日使いたくなるが、電気代のことが頭をよぎる。

見並さんによれば、布団を乾燥させようと思うと一般的な目安として、コインランドリーは1回で約600円以上。クリーニングだと約5000円以上がかかる。

「靴の乾燥」にも使用できるモデルもある(提供:アイリスオーヤマ)
「靴の乾燥」にも使用できるモデルもある(提供:アイリスオーヤマ)

一方で、一般的な布団乾燥機は本体価格が1万円を超えるモデルが多いが、使用1回あたりの電気代は数円~だという。

「初期費用はかかるのですが、長期的にみると布団乾燥機の方が経済的です」

靴や洗濯物を乾かせるモデルも

また、モデルによっては布団を乾燥させること以外にも使えるので、よりお得になるという。

例えば、ノズルの先端にアタッチメントを装着することで、「靴を乾燥」させることができるモデルもある。靴を洗った後や雨で濡れた後、手早く乾燥させたい時に助かることだろう。

「スポット暖房」や「衣類乾燥」ができるモデルもある(提供:アイリスオーヤマ)
「スポット暖房」や「衣類乾燥」ができるモデルもある(提供:アイリスオーヤマ)

また、足元や自分の身の周りだけ暖める「スポット暖房」や、洗濯物を乾かす「衣類乾燥」として使用できるモデルもあるという。

お手入れは「吸気口」がポイント

布団乾燥機のお手入れはどうすればいいのか気になるが、こちらも手軽だ。

「吸気口のホコリを掃除機で吸い込む。本体を拭き取る。この2つだけで大丈夫です」

本体にある吸気口にホコリがたまると稼働がうまくできず、本来のパワーが発揮できない。また、本体の温度が上がりやすくなり、故障の原因になるという。

吸気口のホコリを掃除機で吸い取る(編集部撮影)
吸気口のホコリを掃除機で吸い取る(編集部撮影)

月に1回程度、吸気口や内部にあるフィルターのホコリを、掃除機で吸い取ると安心だ。本体の汚れについては、水やぬるま湯を含ませた柔らかい布をよく絞り、拭き取ると良い。

また、吸気口は使用の際にも注意が必要だ。掛け布団をかけたりして吸気口をふさぐと、本体温度が上がり、故障や場合によっては火災の原因になるという。

ふかふかの布団で快眠(イメージ)
ふかふかの布団で快眠(イメージ)

布団乾燥機は温めるだけではなく、ダニ対策、靴乾燥、衣類乾燥など、さまざまな機能があり、見並さんは「1台何役も兼ね備えている点が人気のポイントになります」と話す。

マットのあり・なし、デザイン、機能、価格と自分の生活スタイルを参考に、好みの布団乾燥機を選ぶと、清潔でふかふかな布団を満喫できるかもしれない。

この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。 ギャラリーページはこちら(22枚)
プライムオンライン特集班
プライムオンライン特集班

FNNプライムオンラインのオリジナル特集班が、30~40代の仕事や子育てに忙しい女性に向け、毎月身近なテーマについて役立つ情報を取材しています。