「ヒーターには、セラミック・石油・ガス・オイルなどさまざまな種類がありますが、燃料代などランニングコストの観点から人気なのはセラミックヒーターです」 

ヒーターのタイプはさまざま(画像はイメージ)
ヒーターのタイプはさまざま(画像はイメージ)

セラミックを電気で熱し、温風を送り出すセラミックヒーターは、スイッチを入れてすぐに暖かい風が出るので、立ち上がりが早い。

速暖性に優れることから、家庭で使うなら、朝起きてすぐのタイミングでオンにし、エアコンの暖房が部屋をめぐるまでの“つなぎ”とする。普段からいることの多い場所に置いて足元を暖める、といった使い方ができるそう。 

トイレにもヒーターを置くのがお勧め(画像はイメージ)
トイレにもヒーターを置くのがお勧め(画像はイメージ)

そんな立ち上がりの早さが生かせる場所が、脱衣所やトイレなどの個室だ。特にトイレには人感センサー付きのヒーターを置くことで、都度スイッチを入れる手間が省ける。結果として、節電にもつながるという。 

寝室はオイルヒーターであったか

また、担当者が注目としたのがオイルヒーター。立ち上がりが遅めで電気代もかかるが、温めたオイルを循環させた熱を利用するので、空気が乾燥しにくいメリットがあるそうだ。

家庭で使うなら保温性の高さと稼働音の静かさを生かして、寝室に設置するのがお勧め。エアコンとオイルヒーターで室内を暖めておき、寝る直前にエアコンを切り、さらに就寝中にヒーターが切れる設定にしておく。この状態だと、朝まで暖かい部屋で過ごしつつ、節電にもつながるという。