阪神タイガースの藤川球児新監督が就任会見を行い、「面白いなと言われるチームを作りにいく」と、来シーズンへの意気込みを語った。
大阪市内で15日午後2時から始まった、阪神タイガース・藤川球児新監督(44)の就任会見。
(Q:就任を決断した理由は?)
藤川球児新監督:理由ですか、特にないです(笑)自然なのかなと。うまくいかないことがあると周りは言うかもしれないんですけど、僕はどちらにしても大丈夫だと、自分の決断に間違いはないと思います。
■岡田前監督が2軍監督1年目の時にプロ入り「これも運命なのかな」

昨シーズン、18年ぶりのリーグ優勝と38年ぶりの日本一に輝いた、岡田彰布監督(66)が、今シーズンで退任し、注目されていた阪神の新監督。
当時の岡田監督のもと、2005年のリーグ優勝に貢献した藤川球児さんが、恩師からのバトンを受け取り、来シーズンの指揮を執ることになった。
藤川球児新監督:僕が(プロ)1年目のときに岡田監督が阪神タイガース2軍監督1年目ということで、すべての流れが、たまたまかもしれないですが。これも運命なのかなと。
■リリーフ転向は当時の岡田監督の慧眼

1998年度のドラフト1位で阪神に入団。
「火の玉ストレート」と呼ばれた速球を武器に、中継ぎや抑えとして活躍し、日米通算で245セーブをあげた。
その野球人生のきっかけとなったのは、恩師の岡田前監督。
プロ入り後、先発として芽が出なかった当時の藤川投手の適性を見抜き、リリーフに転向させたのだ。
藤川球児新監督:本当に大恩師ですから。僕にとっての一番の恩師で。きょうの朝ご連絡させていただきました。すごく疲れているであろうところですが、明るく気丈に『がんばれよ』というところで、ご指導をお願いしたら、『また、必ずすぐ行くから』と。
■藤川新監督はどんなチームを目指すのか?

恩師とのやり取りを明かした藤川新監督、どんなチームを目指すのか?
藤川球児新監督:目指すものは、勝ちにいきます。当然勝ちにいきます。みんなに主体的に動いてもらって、それを吸い上げる形で決断を下して、グラウンドで最高のものを、他球団と勝負すると。
藤川球児新監督:まっすぐ、愚直に、まごころをこめて、このチームを預からせていただいて、ともにタイガース日本一、続けていきたいし、岡田監督が残した思い、OBの方々が89年間つないできた思いをつないで、面白いなと言われるチームをつくりにいきます。ぜひ応援お願いします。
(関西テレビ「newsランナー」 2024年10月15日放送)