「たとえ非常な困難にぶつかっても、何くそ『やればできるのだ』と考えて人一倍の努力で立ち向かえば、心は限りなく大きくなり、すぐれた創意工夫を生んで、必ずその困難をのり越えることができる」―松下幸之助(松下電器産業創設者)
自分の人生は、自分の力で好転させる
「We become what we think about」
長期的に見れば、人はありたい自分としてあり続ける。変わりたいという「覇気」と、どう変わるべきかという「発想力(=逆算)」がある限り、人生は何度も転びながらも、好転していくからだ。
子どものころの経験を思い出してほしい。

僕たちは転びながら学び、痛い思いをしながら学び、最終的には補助輪なしで自転車に乗れるようになった。
いきなり強いわけじゃない。いきなりできるわけじゃない。ぶつかりながら、繰り返しながら、僕たちはなりたい自分になっていく。
「人生は自転車に乗るようなもの。バランスを保つには、こぎ続けなければならない」―アルベルト・アインシュタイン
選ぶのは楽しい人生?楽な人生?
周りを見渡すとほとんどの人は、転ぶのが嫌で、人に笑われるのが嫌で、「楽しい人生」を自ら諦めて、人の顔色を窺う「楽な人生」を選んでいる。
たとえば多くの貧乏人は、結局「貧乏であっても仕方がない」と、挑戦を心底諦めて、嫌な状況に甘んじてしまっている。
同じく、仕事が遅い人や、勉強が苦手な人、口下手な人、モテない人も、変化するための「覇気」と「発想力」が欠如している人がほとんどなんだろう。自分に自信が持てないが故に、ストレスばかり抱えながらも、傷つくことに怯え、嫌な状況を受け入れているのだ。