再発防止策を出したものの熊本市電の運行トラブルが止まらない。10月2日昼過ぎに熊本市中央区を走行中の熊本市電が、交差点で信号無視をし、電停に向かうトラブルがあった。運行トラブルは2024年に入って12件目だ。
熊本市電が信号無視して交差点に進入
熊本市役所の屋上に設置しているTKUの情報カメラの映像には、交差点で信号無視したとみられる市電が確認できる。
この記事の画像(5枚)熊本市交通局は会見を開き「誠に申し訳ございませんでした」と陳謝した。熊本市交通局によると、10月2日午後0時20分ごろ、熊本市中央区の銀座通り歩道橋付近を熊本市役所方向から熊本駅方向に向かっていた熊本市電が、信号を無視し走行した。
目撃した人から熊本市交通局に連絡があり、トラブルが発覚。約40人の乗客にケガはなく、60代の男性運転士は「右折車に気を取られていた」と話しているという。
2024年に入って毎月のように相次いでいる熊本市電の運行トラブルは重大事故と重大インシデント4件を含む12件目で、信号無視は3回目だ。
また、熊本市交通局はインシデントに該当するとして九州運輸局に報告したという。
(テレビ熊本)