山形・酒田市の中学校で、生徒に自分の将来を考えるきっかけにしてもらおうと、地元や海外で活躍するビジネスマンが仕事のやりがいについて語る講演会を開いた。
海外での仕事「苦労ややりがい」
この講演会は、地元で活躍する人や企業などを通じ、子どもたちに自分の将来を考えてもらおうと、さくらんぼテレビと地元コミュニティFMのハーバーラジオが酒田商工会議所の協力を得て行った。

酒田市の第三中学校で行われた講演会には、2年生174人が参加し、酒田のほか、海外でも不動産業を手掛ける板垣卓渡さんが講師を務めた。

板垣さんは生徒たちに、文化の異なる国々の人と仕事をすることの大変さや、やりがいなどを語った。そして「若いうちに自立することで考えて行動する習慣が身につくこと」や「環境が人を育てること」などを伝えた。
さらに、海外で仕事をしているからこそ、あらためて感じる酒田の魅力についても語った。
生徒たちはどのように感じた?
講演後、生徒たちからは「海外の人とのコミュニケーションの取り方」や「若いうちに起業するメリット」などについて続々と質問が寄せられた。

最後に、生徒代表の後藤理玖さんから「信頼・人脈を大切にして将来に生かしたい」と、板垣さんにお礼の言葉が伝えられた。

講演会を終え、酒田三中・白澤実夕さんは「怖くてチャレンジする前に考えたり諦めてしまったりするので、これからはたくさんチャレンジしていい将来になるよう頑張りたい」と感じたようだ。
講演後、板垣さんは「自分から行動して、チャレンジして、人とたくさん会って、いろんな環境で成長し、起業していい人材になって酒田に戻ってきてほしい」と、子どもたちへの思いを明かしてくれた。

講演会は、映像で酒田市内のほかの中学校にも共有される予定。
(さくらんぼテレビ)