8月30日にも自民党総裁選に立候補を表明する方向性を示していた、小泉進次郎元環境相。台風10号の影響で予定を1週間先送りし、9月6日に出馬会見を開くと発表しました。
23日に石川県輪島市を訪れた際は、総裁選について、その重要性を強く訴えていた小泉氏。
この記事の画像(12枚)小泉進次郎氏:リーダーは誰がやるかによって必ず地域づくり国づくり変わってきます。そういうふうに思っていただけるかどうか、この総裁選は重要であるということは間違いないことです。
翌日、地元である神奈川県横須賀市の神社に登場すると、次から次へ、握手や写真撮影を求められるなど、FNNの世論調査で1位となった人気ぶりを見せつけました。
特徴的な言い回し“進次郎構文”
2009年、当時28歳の若さで衆院選に初当選した小泉氏。当選後は復興大臣政務官などを勤め上げ、2019年、38歳で環境大臣として初入閣。
一方、私生活ではフリーアナウンサーの滝川クリステルさんと結婚。二児の父親でもあります。
気候変動の問題に問われた際に、「セクシーに取り組むべきだ」と答えたり…。
「今のままではいけないと思います。だからこそ、日本は今のままではいけないと思っている。今のままでいいなんて決して思っていないということは、 もっと言っていかなきゃいけないと思っているので」
「リモートワークができてるおかげで、公務もリモートでできるものができたというのは、リモートワークのおかげですから、それは非常によかったと思っています」
“進次郎構文”と呼ばれる、“同じ言葉を繰り返す”独特の言い回しも印象的です。
そんな小泉氏に対する街の人の評価は様々。
会社員(40代):子育てをやっていらっしゃる方が総理大臣になってくださると、より現場に近い政策ができるのかなと思います。
会社員(30代):小泉構文とかけっこう有名なイメージなので、まだ若いですしまだ違うんじゃ…と個人的には思います。
「自民党を変える」覚悟を強調か
“裏金問題”などで、国民の厳しい目が注がれる中での自民党総裁選。小泉氏はどのような戦略で挑むのか?専門家はこう推察します。
ジャーナリスト 岩田明子氏:石破さんも河野さんも(裏金に関し)覚悟を示したら、全部炎上しちゃったじゃないですか。事の重大さに照らして、相当「自民党を変えるんだ」という覚悟をかなり強調するのではないかなとみられますね。
また、元衆院議員の金子恵美氏は、小泉氏の陣営の“若さ”と“優秀さ”について言及しました。
元衆院議員 金子恵美氏:国民の皆さんが「政治の若返り」を期待しているにもかかわらず、その背後に菅さんを中心とした長老がついているのが見えすぎてしまうと、「やっぱり 若返りはポーズだけでやっているのか」と、「全然変わっていないんじゃないか」とみられる懸念を私は心配していたんですが。
実は今、小泉陣営、小泉さんを支えている人たちは、若手の本当に優秀な人たちが周りに“ブレーン”としてついているので、国会運営って1人でやるものではなくて、やはりチームとしてやる時に、トップが多少頼りなくても周りに優秀な人たち“スーパーチーム”が支えて、できていれば、仮に小泉内閣が発足しても私は期待できるのではないかなと思います。
2019年にFNNの取材で“総理候補”として質問された際は、このように答えていました。
小泉進次郎氏:私のやりたいことは日本を変えること。その変えるということが、私が変えたいんじゃなくて、国民の皆さんが変えたいと思っているかどうか、そこが大切だと思う。
(「めざまし8」8月28日放送より)