熊本県の木村知事は、8月17日に水俣病被害者団体と水俣市で懇談し、療養手当などの増額を国に要望する考えを示した。

マイクを切られた松﨑副会長も参加

この懇談は、2024年5月の伊藤環境相と被害者団体との懇談の席で起きた、いわゆる『マイクオフ』問題を受け、熊本県が独自に開いたもので、8月4日に続き2回目だ。

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8月17日の懇談は水俣病患者連合のメンバー、約20人と懇談。5月の懇談の席でマイクを切られ、発言が遮られた松﨑重光副会長が「過ぎ去ったことは忘れ、これからのことを考えてほしい」と話した。

懇談では患者連合が水俣病被害者に支給される『療養手当』や『離島手当』の増額を要望。木村熊本県知事は各種手当の増額を国に求めることを約束した。

一方、認定患者の療養介護施設の水俣市立『明水園』の未認定患者の利用については、水俣市の担当者が難色を示し、木村知事は「引き続き国や水俣市と協議を続けたい」とした。

(テレビ熊本)

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