塗装が剥げてさび付いた銅メダル。今、メダリストたちから次々と不満の声が上がるメダルの劣化騒動が起きています。
スケートボード男子ストリートで堀米選手との死闘の末、銅メダルを獲得したアメリカのナイジャ・ヒューストン選手(29)。
表彰台で手にしたメダルは金メダルにも負けないほど光輝いて見えました。
しかし、このわずか10日後、ヒューストン選手はSNSに“まるで戦争から帰ってきたメダル”と投稿。ボロボロになったと不満を口にしたのです。
ナイジャ・ヒューストン選手:
見てくれ。ボロボロだ。汗をかいた肌に触れたり、友人に貸してあげたりした。思っているほど高品質な物ではないようだ。
ところどころ塗装が剥げ、黒ずんで輝きを失った銅メダル。表彰式の時と比べると、変わり果てた姿になっています。
一方、金メダルを巡ってはこんな投稿も。
バドミントン男子シングルスでオリンピック連覇を達成したデンマークのビクター・アクセルセン選手(30)も、SNSにパリと東京の金メダルを比べる動画を投稿しました。
3年前の東京オリンピックのメダルが今も輝きを放つ一方で、パリのメダルは、すでに色がくすんでいるように見えます。
さらに、地元フランスのメダリストたちからは…。
柔道女子フランス代表 シリーヌ・ブクリ選手:
酸化しているように見えます。劣化が進み“柔道48キロ級”の文字が見えなくなっています。
フェンシングフランス代表 マキシム・ポティ選手:
ちょっと劣化してきたので、今度専門家に見てもらおうと思う。
メダリストたちから上がる不満の声。
海外のメディアは、パリオリンピックの組織委員会がメダルの交換に応じる予定だと伝えています。