歩道を歩いていたら突然、現れたのはクマだった。
この記事の画像(7枚)北海道東部の標茶町では、湖を泳いだり、道路を横断したりするクマの目撃が相次いでいる。
国道に現れたクマ 男性を追うも草地へ逃げる
「人がいるじゃん。歩行者。逃げろ逃げろ」
標茶町塘路の国道に突然現れたクマに、男性は慌てて向きを変え、逃げ出した。
その後、クマは男性を追うそぶりを見せたが、車に気を取られたのか、草地に逃げていった。
「クマが歩いていた国道沿いの草むらには獣道ができている。そして奥には湖があり、そこでクマが泳いでいる姿も確認されている」(田中うた乃 記者)
クマの狙いとは?
いったいクマの狙いは何だったのか?
地元のハンターに話を聞いた。
「(動画のクマは)威嚇している状況ではない。ウロウロしているだけだ」(北海道猟友会標茶支部 後藤勲支部長)
クマに遭遇した場合は
もしクマに遭遇したらどうすればよいのか。
「(クマに遭遇したら)そのまま下がっていくしかない。ある程度離れたら走る。目を離したら絶対ダメだ」(後藤支部長)
周辺で相次ぐクマの目撃
この周辺では、クマの目撃が相次いでいる。
釧路湿原の東側に位置する塘路湖では、湖を泳ぐクマの姿が2回確認された。さらに、JR塘路駅近くでは国道を横断する子グマ2頭も目撃されている。
地元の人は。
「(クマが)国道を歩いていた。若いクマが親から離れている状態だからおっかない」(クマを目撃した人)
夏の行楽シーズン中に相次ぐクマの出没により、町は周辺の展望台や遊歩道、キャンプ場を閉鎖した。