また、紫外線を浴びてしまった場合は、冷やすのがベストだ。水で濡らしたタオルや、冷やした保冷剤などを使うとよい。
ポイントは「ぎゅうぎゅう押し付けず、やさしくのせること」。時間も「30秒〜1分程度の短時間で十分冷やすことができます」と有田さん。ぜひ覚えておきたい。
子どもの目を守るために
子ども用のサングラスも売られてはいるが、まだまだ一般的とは言い難い。そのため「やはり紫外線カット効果のある帽子をかぶることで紫外線から守ることを忘れないでください」という。
身長の低い子どもは空から降り注ぐ紫外線に加えて、地面からの照り返しの影響を受けやすい。特に海やプールなどでは水面や砂浜からの照り返しも強力だ。
これは帽子だけでは防ぎきれないため、真夏の快晴の日は、強い紫外線を浴びないよう屋外での遊びを控えめにするなどの選択も必要だろう。
夏の紫外線対策として、まばたき運動を取り入れながら、サングラスや帽子を活用してぜひ目を守ってほしい。
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有田玲子
眼科医・医学博士。伊藤医院眼科副院長。脂不足のドライアイ論文数世界第1位。テレビや雑誌に多数出演し、脂不足のドライアイ周知活動を精力的におこなっている。著者に『眼精疲労がとれて、よく見える!目のすっきりストレッチ』(成美堂出版)がある。
(イラスト:さいとうひさし)