7月26日に起きた熊本市電の脱線事故で、熊本市交通局は28日に会見を開き、事故車両の車輪とレールの一部に摩耗がみられ、複合的な要因が重なったとことが原因と明らかにした。
原因は車輪とレールの一部の摩耗か
この事故は7月26日午前11時すぎ、田崎橋停留所から二本木口停留所に走行していた熊本市電の車両が脱線したもので、復旧作業が続けられていた。

7月28日の会見で、熊本市交通局は事故車両や現場を確認したところ、脱線を防ぐための車輪の一部とレールに摩耗が見られたことを明らかにした。

レールと車輪の摩耗は基準値内だったものの、熊本市交通局は車輪の形状測定の検査を、これまでの半年に1回から、3か月に1回にするなど検討している。
7月29日の始発から運行再開
また、今回の事故を受け、進行方向を切り替える分岐ポイントの前では一度停まり、時速5キロで走行するように運用を変えるということだ。

熊本市交通局は28日までにレールの補修を行い安全性を確認。運休していた区間について29日の始発から、運行を再開するということだ。
(テレビ熊本)