中国・四川省で7月9日、豪雨の影響で土石流が建物を飲み込む瞬間をカメラが捉えた。5月と6月に雨が降り続いたことで、あちこちで土石流や洪水が発生した。また、豪雨被害は韓国にもあり、現地メディアは“500年に一度の水爆弾”と伝え、数千人が避難して5人が死亡した。

撮影者の面前で…濁流が建物を飲み込む

中国・四川省の山あいの町で7月9日、土石流が起きた瞬間をカメラが捉えた。

滝のような濁流が山から流れ落ち、行き場を失った土砂が道路を越えて建物を襲っていた。

行く手を阻まれたドライバーは思わず、「これは怖すぎる！」と叫んだ。山から流れ込む茶色い水は、勢いが衰える様子はない。

現地メディアによると、この地域では5月と6月に雨が降り続き、あちこちで土石流や洪水が発生し、雨は今も断続的に降り続いているという。

被害の拡大が心配されるが、この地域では道路の寸断や建物への被害はあったものの、けが人はいないという。

豪雨の被害は韓国にも…

豪雨による被害は、韓国でも撮影されていた。
川のようになった道路を進む車は、激しい雨のせいでワイパーが役に立たず前が見えない。

韓国メディアは9日の夜から降り続いた、この記録的な大雨について“500年に一度の水爆弾”と伝えている。

一部の地域では床上浸水が発生し、信じられないほどの濁流が家の中に流れ込み、渦を巻いていた。

韓国メディアによると、この大雨によって数千人が避難。さらに土砂崩れが発生し、家が押し潰され70代男性が死亡するなど、これまでに合わせて5人が死亡、1人が行方不明となっている。
（「イット！」 7月11日放送より）