7月13日、石川県金沢市の金沢ゴーゴーカレースタジアムでなでしこジャパンがオリンピック前最後の強化試合として、ガーナ代表と対戦し4-0で勝利を収めた。その試合を前に石川テレビの秋末械人アナウンサーがなでしこジャパンの金沢市出身、北川ひかる選手を誘ってスタジアムを案内した。
パリ五輪で優勝目指す
パリオリンピックのサッカー女子日本代表に選ばれた北川ひかる選手。地元・金沢で世界で戦う速さに磨きをかけるためのトレーニングを続けてきた。北川選手は「本当に悔いの残らないようにやってきていますし、全員がその思いを持ってやっているので、この大会は優勝を全員目指してやっていますね」と話す。

6月20日。トレーニングの合間に北川選手をとある場所に誘った。それは金沢ゴーゴーカレースタジアム。7月13日に行われる、なでしこジャパンの強化試合の会場だ。北川選手はまだ来たことがないという話を聞き、スタジアムの案内を買って出た。北川選手も「行きたいところ行っていいんですか?」と楽しみな様子だ。
パワー感じるスタジアム
まずは試合が行われるグラウンドから。「なるほど、こういう感じなんだ」。北川選手にとって
印象的だったのは距離の近さ。客席からピッチは最短で7mだ。「パワーは感じるので、こういうスタジアムの方が好きですね」。13日はこのスタンドが地元ファンで埋め尽くされる。「どうします?目が合ったら。集中しろって話なんですけど」。

地元に凱旋しての試合は初めてだという北川選手。「友達とかもいっぱい行きますっていうの
言ってくれているので、知ってる顔がいっぱい並ぶんだろうなと思っています」。ピッチを見た後はスタジアムの中の施設も見て回ることに。

試合前に選手がアップを行うウォーミングアップエリア。「おー。広い」。そのほか、ロッカーやメディカルエリアなども見学し、地元金沢での試合を前にイメージを膨らませた。「自分は小学生までしか金沢にいないですけど、ずっと居心地のいい場所で帰ってくることも多くて。なのでその場所でできるのは幸せやなと思いますね」。
最後の強化試合ガーナ戦
ピッチに戻って、少しボールを蹴ってもらおうとお願いをしていたら「ぜひ一緒に」とお誘いを受け、ありがたいことにオリンピック選手とボールを蹴らせていただくことに。「超久しぶりにボール蹴って、10日以上とか」。筋力トレーニングなどを中心に行っていたこの時期、北川選手にとってもボールに触れるのは久しぶりだったようだ。

「いやー、楽しい。やっぱりサッカーは楽しいです」。オリンピックの初戦まであとわずか。金メダルを目指すなでしこジャパンにとって、週末のガーナ戦は重要な試合になると北川選手は考えていた。「ガーナも非常にレベルの高い相手ですし、そういう国と対戦できるというのは非常に貴重な経験であって、ここでまずは勝っておかないとオリンピックでも難しい試合が多くなると思うのでしっかりと勝ち切って、出発したいなと思います」。
(石川テレビ)