パラ・パワーリフティングの西崎哲男選手(乃村工藝社)、43歳。

日本代表として2016年のリオデジャネイロパラリンピックに出場。2020年2月には、全日本国際招待選手権大会の49キロ級で135.5キロの日本新記録をマークした。

以前、パラ陸上でも活躍していた西崎選手は、2006年にパラ陸上世界選手権大会の出場経験もある。

パラ陸上からパワーリフティングへ転向

なぜ、パワーリフティングに転向したのか。まず、陸上競技を辞めた理由を「陸上競技は娘が生まれたことを機に一旦、引退しています。練習しながらだと、子どもの小さい時の成長が見られないのかなと思った」と明かす。

2011年にパラ陸上を引退した西崎選手。

しかし、2013年に東京でパラリンピックの開催が決まったことを受け、パワーリフティングへの転向を決意した。

西崎選手は「事故で車いすになった時も極力1人で動けるように、陸上の時も補助トレーニングとして、ウェイトトレーニングでベンチプレスをしていました。身近なスポーツで鍛えるのが好きだったので、(パワーリフティングという)自分の好きなことで東京大会を目指したい」と思ったという。

東京パラリンピック出場を目指すには、こんな理由もある。「娘の年齢を考えたときに、“東京パラリンピックに自分のお父さんが出ている”というのはイメージもできるし、思い出にも残る。会場にも見に来てもらいたい」と笑顔を見せた。

外出自粛中の練習パートナーは、9歳の娘・凛さん。2人で考えた練習メニューで筋力の維持に努めた。

トレーニングする父親の姿を見た娘の反応を聞くと、西崎さんは「あんまり…。自分の方が頑張っている感じをすごく出す」と苦笑した。

現在は所属する会社のトレーニングルームで練習を開始。「無条件で支えてもらっていると思うので、そこにも応えたい。みんなと喜びと感動を共有して感謝を伝えたい」と、愛する娘と共に大舞台を目指す。

(「パラ★DO!」毎週土曜、15時25分~※関東ローカル)
https://www.fujitv.co.jp/sports/parado/program/parado/index.html