山形・村山市の小学校給食に、今が旬のサクランボとジュンサイが登場した。中でも、特産のジュンサイを食べる機会はなかなかないそうで、子どもたちはすまし汁に入ったプルプルの食感を楽しんでいた。
特産品の魅力を食べて知る
村山市では、地元の農業や特産品の魅力を知ってもらおうと、毎年、旬のサクランボなどを、市内の小学校や保育園の給食で提供している。
給食の時間になり、子どもは「作ってくださる農家の方に感謝して味わっていただきましょう、いただきます」と号令をかけた。

児童はサクランボを食べ、「甘酸っぱい。甘くて少しシュワシュワする」と笑顔で話す。

19日は村山市内の冨本小学校で、18日に採れたLサイズの佐藤錦と、大谷地沼で摘み取った天然ジュンサイのすまし汁が登場した。

大谷地沼は“ジュンサイ沼”とも呼ばれ、この沼で採れる天然もののジュンサイは、“ヌル”と呼ばれる寒天質が多いのが特徴。
ジュンサイは村山市の特産だが、子どもたちの多くはまだ食べたことがないそうで、ジュンサイのプルプルの食感を堪能していた。

5年生・大沼晴彦さん:
中は噛めるけど、周りがヌルヌルしてて不思議な食感。なんでこんな風になるのか不思議。

6年生・杉原直さん:
ヌルヌルしていてとてもおいしい。村山市の誇りなのでぜひ食べてほしい。

村山市では今後、大谷地沼でのジュンサイの収穫を体験する授業も計画しているという。
給食で地元の旬を味わって、その魅力を知る最高の食育。
ジュンサイの特有のヌルヌルも、みんながおいしそうに食べていた。
(さくらんぼテレビ)