東京・千代田区の靖国神社で1日朝早く、神社名が記された石柱にスプレーで書かれた落書きが見つかった。中国の複数のSNSには、靖国神社とみられる場所で落書きをする動画がアップされていて、一部の中国メディアはその動画と共に、落書きがインフルエンサーによるものだと伝えている。

“落書きの瞬間”中国SNSで拡散

1日、東京・千代田区の靖国神社で見つかった落書き。入り口近くにある「靖国神社」と記された石柱に赤いスプレーが使われたとみられ、英語で「トイレ」と書かれていたという。

一方、1日から2日にかけて中国の複数のSNSには、ある動画がアップされ拡散されている。

ズボンのポケットからスプレーのようなものを取り出す人物
ズボンのポケットからスプレーのようなものを取り出す人物
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動画には、靖国神社とみられる場所に現れた人物が入り口近くの石柱に上り、ズボンのポケットからスプレーのようなものを取り出して石柱に何か書くような仕草を見せる様子が捉えられていた。そこには、赤い文字で「Toilet」と書かれていた。

右が拡散動画、左は1日に靖国神社で撮影された落書き
右が拡散動画、左は1日に靖国神社で撮影された落書き

1日に靖国神社で見つかった落書きと比較すると、ぴたりと重なっているように見える。

一部の中国メディアは、拡散されたこの動画と共に、この落書きがインフルエンサーによるものと伝えているが、真相は明らかになっていない。

2日、石柱の周りには柵が設置されていた
2日、石柱の周りには柵が設置されていた

一夜明け、靖国神社の石柱の周りには、人が近づけないよう柵が設置されていた。落書きは、すでに消されたとみられるが、警視庁は器物損壊の疑いなどで捜査している。
(「Mr.サンデー」6月2日放送より)

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