7月31日に起きた、東京・神田の路上で男4人が男性2人を鉄パイプで突然殴打した事件。
Mr.サンデーが入手した映像に、事件前後の現場の異変が捉えられていた。

「鉄パイプでバチバチ」

7月31日、東京・千代田区の路上で事件は起きた。

被害者の中国人2人は顔一面が血まみれに…
被害者の中国人2人は顔一面が血まみれに…
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事件直後をとらえた映像には、足早にカメラの方向に向かってくる2人の人影が映っている。2人は顔一面が血まみれで、手や足、さらにはキャリーバッグにも血がついているのがわかる。実はこの2人は、直前に鉄パイプを持った男たちに襲撃された被害者の中国人だった。

犯行を目撃し、助けに行ったという人は…。

助けに入った目撃者:
なんか奇声みたいな声が聞こえて。鉄パイプでバチバチたたいていた。

――鉄パイプを持っていた人は何人?
助けに入った目撃者:
2人か3人だと。みんなフードかぶってたし。(被害者は)催涙スプレーをかけられて、後ろから鉄パイプでめった打ちにされたって言ってた。

男性たちが仲裁に入ると、暴行した男らは付近に止めていた車で逃走したという。

襲撃した男らを乗せたとみられる車
襲撃した男らを乗せたとみられる車

直後の防犯カメラには、2人を襲った男らを乗せたとみられる車がすぐそばを走行していた。よく見ると、フードをかぶった人物が車の中から被害者の様子を伺っているのがわかる。

不審人物が“行ったり来たり”繰り返す

逃走した車は、約1時間後、9kmほど離れた足立区にあるマンションの敷地内で確認された。

防犯カメラを見ると、車はマンションの敷地内にバックしながら駐車。その後、男らは車を置いたまま姿を消した。いったい彼らは何者なのか?Mr.サンデーは、襲撃現場近くの路地に設置された防犯カメラ映像を入手。そこには、事件前に不審な動きをみせる人物が映っていた。

襲撃現場近くの路地の防犯カメラに映っていた不審人物
襲撃現場近くの路地の防犯カメラに映っていた不審人物

事件の約1時間前、人通りが少ない細い路地に現れたのは、真夏にもかかわらずフードを目深にかぶった2人組。電話を手に、短時間に行ったり来たりを繰り返していた。

そして突然、画面が真っ暗になり、その数秒後、フードをかぶった人物がポケットに何かをしまいながら歩き去る姿が確認できる。不審な2人組と事件との関連は不明だが、この45分後、襲撃事件は起きた。

襲撃現場近くの路地の防犯カメラに映っていた不審人物
襲撃現場近くの路地の防犯カメラに映っていた不審人物

映像にも、もめているような叫び声が記録されていた。襲撃の目的は何だったのか?

元埼玉県警捜査一課警部補・佐々木成三氏:
この被害者を襲うことに関して、威嚇、見せしめ、警告。組織的な側面があるんじゃないかなというふうな感じはしますね。すぐに殺害する目的だったりする場合は、やっぱり凶器は鉄パイプを選ばないと思うんですね。
(「Mr.サンデー」8月3日放送より)

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