日本時間の4月16日、記録的な大雨に見舞われた中東の大都市・ドバイ。
この記事の画像(13枚)現地で撮影された映像に映されていたのは、辺り一面の視界を奪うほどの激しい雨風と強い雷でした。
この日の降水量は120mmを超え、1日でドバイの年間降水量に相当する大雨を記録しました。
まさかの場所で冠水… その影響は?
この雨の影響で、ドバイの街のいたるところで冠水が発生。
冠水した道路を進む車から撮影された映像には、車が船のように水没し、タイヤを水に半分以上浸からせている様子が…。
さらに、世界各国の航空機が利用するドバイ国際空港の滑走路では、冠水した水面が波打ち、水しぶきをあげながら走行する航空機の様子も見られました。
この影響により、ドバイ国際空港では45便が欠航しました。
「雨に慣れてない」 ドバイ在住の日本人に聞く現地の状況は…
「めざまし8」は、現地在住の日本人に取材し、被害の状況を伺いました。
ドバイで不動産会社のエージェントを務める鈴木さん:
僕の家の近くの道路も冠水が結構すごかったです。
僕はその時、ちょうど運転をしていて、仕事に行く途中の朝で引き返して、家に戻ってきました。これ以上進んだら、ちょっと家に帰れなくなるかもしれないので、早めに戻ってきました。
なぜ、これほどまでの冠水となったのかを伺うと…。
ドバイで不動産会社のエージェントを務める鈴木さん:
ドバイは元々砂漠しかなく、雨が降らなかったエリアなので、雨に慣れてないんです。
排水設備が全然整っていない。
元々、雨が少ないドバイは排水設備が不十分であるため、このような冠水になってしまったといいます。
では、行き場を失った雨水の処理は、どうしているのでしょうか?
ドバイで不動産会社のエージェントを務める鈴木さん:
道路とかで冠水しているところは、バキュームカーみたいなのが来て、水を吸い取って、すぐ水がなくなるようにしています。
地元メディアによりますと、北部では、16日午前に発生した鉄砲水で車に乗っていた70代の男性が死亡したということです。
(「めざまし8」4月18日放送より)