愛媛県愛南町で震度6弱を観測した地震で、気象庁は17日午前1時過ぎに会見し、「南海トラフ巨大地震の調査には直ちには入らないが、今後1週間程度は同規模の地震が起こる可能性がある」と注意を呼びかけた。

地震発生のメカニズムの違い

気象庁は「南海トラフ地震の想定震源域内で発生した地震ですが、南海トラフとの関係を調査するマグニチュードの基準未満の地震です。南海トラフ地震の発生を検討する調査をする基準がマグニチュード6.8以上の地震となりますが、今回の地震はマグニチュード6.6ということで、これをもって直ちに調査に入るということはしていません。今後どのような関係があるかということについては、専門家の間で検討はされると思います」と説明。

また、「今回の地震は、フィリピン海プレート内で発生した、東西方向に張力軸を持つ正断層型の地震と考えられます」と南海トラフ地震との発生のメカニズムが違うとした。

一方で、「過去の事例では、大地震の発生後に同程度の地震が発生した割合は1割から2割あることから、揺れの強かった地域では地震発生から1週間程度、最大震度6弱程度の地震に注意してください。特に今後2、3日程度は規模の大きな地震が発生することが多くあります」と注意を呼びかけた。

(テレビ愛媛)

テレビ愛媛
テレビ愛媛

愛媛の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。