栃木・那須町の山林で焼けた遺体が見つかった事件で、20代の男に任意で事情を聞いていることがわかった。事件の2時間前に不審な車が1台通っていたという。

事件の2時間前に不審な車

人里離れた山林の河川敷で、重なり合った2人の遺体が焼かれた状態で見つかった事件。

被害者の2人のうちの1人は、本籍が東京・台東区の宝島龍太郎さん(55)と判明
被害者の2人のうちの1人は、本籍が東京・台東区の宝島龍太郎さん(55)と判明
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2人のうちの1人は、本籍が東京・台東区の宝島龍太郎さん(55)だと明らかになった。

宝島さんの店の入り口には「本日お休みします」の貼り紙が
宝島さんの店の入り口には「本日お休みします」の貼り紙が

宝島さんは上野界隈で焼肉店や居酒屋など、飲食店10店舗以上を経営していたという。
17日午後1時頃、店の入り口には「本日お休みします」という貼り紙があった。

さらに捜査関係者によると、もう1人は女性とみられるということが新たにわかった。

遺体を目撃した人は「十字に重なるようにあお向けに倒れていた」と証言
遺体を目撃した人は「十字に重なるようにあお向けに倒れていた」と証言

当時、那須町の現場に駆けつけ、遺体を間近で目撃した人は、「まさか人じゃないかな?でもマネキンなのかな?と。ちょっとわからない状況だった。十字みたいな感じで重なるようにあおむけで倒れていて、顔に黄色のビニール袋がかぶせてあって、その上から粘着テープでぐるぐる巻きの感じだった」と話した。

発見時、遺体は十字に折り重なり、頭には袋がかぶせられ、上から粘着テープが雑に巻かれていたという
発見時、遺体は十字に折り重なり、頭には袋がかぶせられ、上から粘着テープが雑に巻かれていたという

2人の遺体は十字のように折り重なった状態で、頭には袋がすっぽりとかぶせられ、その上から粘着テープがぐるぐると雑に巻かれていたという。さらに足は結束バンドで拘束されていたという。

静かな山あいで起きた謎の多い事件。
現場は、リゾート地として多くの人が訪れる那須町の中心部から10km以上離れた場所にある山林の河川敷。

現場付近に続く道では、住宅が点々と見受けられるが、さらに奥へ進むと道路が狭くなっていて、車1台がやっと通れるほどの幅しかない。

近隣住民が「ここは静かな場所でいるのは、イノシシとマムシくらい。ここは人が入るところじゃない。たまに道に迷った車が上がってくるくらい」と語るほど、人通りのほとんどない山道。

遺体発見の約2時間前、見たことのない車が遺体発見現場の方向に走っていったという情報も
遺体発見の約2時間前、見たことのない車が遺体発見現場の方向に走っていったという情報も

付近の住民からは、遺体が発見される約2時間前、見たことがない車が遺体発見現場の方向に走っていったという情報もあった。

その車は、遺体発見より前に、同じ道を戻っていったという
その車は、遺体発見より前に、同じ道を戻っていったという

さらにその車は、遺体が発見される前に、同じ道を戻っていったという。

見つかった宝島さんらの遺体との関連はあるのだろうか。

亡くなった宝島さんは、本籍がある東京・台東区の上野などで10店舗以上の飲食店を経営していたという。

宝島さんを知る人は後輩の飲食店経営者にアドバイスするなど、親切だったと語る
宝島さんを知る人は後輩の飲食店経営者にアドバイスするなど、親切だったと語る

宝島さんの知人は、「話を聞いてもう本当にショック。(飲食店の)先輩として上野の雰囲気とか、どんな感じか(アドバイスを)俺は聞いたことありますね」と、後輩の飲食店経営者にアドバイスをするなど親切だったと話す。

宝島さんが経営する飲食店はどの店舗も休業に
宝島さんが経営する飲食店はどの店舗も休業に

宝島さんが亡くなったことを受け、経営する飲食店はどの店舗も休業となっていた。

宝島さんの知人に、お店のトラブルや悩みについて聞くと、「それはないですね。悩みとか見たこともないし。本当にびっくり」と話した。

また、もう1人の遺体について、遺体の目撃者からは「(服装は)ぱっと見、なんかレギンスっていう感じですか、靴がブーツっぽかったんで、女性なのかなって」といった情報が寄せられた。

捜査関係者によると、女性のものとみられるブーツを身につけ、女性とみられるという。

20代男に任意で事情聴取…現場から中継

この事件で、警察が、何らかの事情を知っているとみられる20代男に任意で事情を聴いていることがわかった。事件現場から、フジテレビ・木村拓也キャスターが中継でお伝えする。

栃木・那須町の現場から木村拓也キャスターの中継
栃木・那須町の現場から木村拓也キャスターの中継

木村拓也キャスター:
新しい情報として警察が何らかの事情を知っているとみられる20代の男に対して、任意で事情を聞いているということです。

現場には不自然に焼け焦げた木が残されている
現場には不自然に焼け焦げた木が残されている

また、つい先ほど、規制線が解かれ、現場の中に入ることができました。私の柵のすぐ目の前。1~2メートル下がっていくと、焼け焦げた木があります。不自然に焼けています。

焦げた木の枝から数メートルで川が流れている
焦げた木の枝から数メートルで川が流れている

この木のところが現場とみられていて、2人の遺体がバツ印、Xの字であったというふうに見られている。すぐその奥に、ものの数メートルで川が流れています。

カメラを引くと、自然豊かであるということがよくわかります。

坂を上がって行った先は行き止まりだが、事件の2時間前に不審な1台の車が通ったという
坂を上がって行った先は行き止まりだが、事件の2時間前に不審な1台の車が通ったという

そして、取材でわかってきたのは、事件の2時間前に、この道路を不審な車が1台通ったということです。取材をすると、この奥は、行き止まりになっています。集落もありませんでした。茨城、栃木、福島の県境に位置してる山あいです。

基本的には、車が通ることはまずないと言います。

目撃した人も、ここの森林伐採をするための業者なので、仕事のために来ていて、それ以外は車は通らないという話でした。

ですから今事情を聞いている20代の男と何かしらの関係があるのか、この辺りも捜査が待たれるところです。

ーー報道陣がいるので今は人気(ひとけ)があるということだが、その他、現場で取材して気づいたことは?

木村キャスター:
まさにこの辺り、人気はほとんどありません。少し離れた集落があるんですが、そこの人たちも基本的には顔なじみの関係であるということで、「宝島」という名字は非常に珍しいので、もしこの辺りの集落に住んでいたらわかるという話をしていました。

台東区に本籍があるということですので、移動してきたのか、あるいは運ばれてきたのか、この現場で果たして何があったのか。この辺りの詳細の解明が進んでいるところです。
(「イット!」 4月17日放送より)

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