山形・白鷹町の国道348号で2人が死亡した事故を受け、4月12日に緊急の現場点検が行われた。関係者からは、事故抑止のために、センターポールの設置や道路に凸凹をつけるなどの対策が必要との声が上がった。
事故発生道路を実際に走り現場を確認
国道348号の緊急現場点検には、警察や道路管理者の山形県の関係者など約20人が集まり、事故があった道路を実際に走って、今回の現場や過去に起きた死亡事故の現場などを見て回った。
![4月8日に国道348号で発生した衝突事故では2人が死亡](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/6/f/700mw/img_6fcc355a2e387fad3f2213fe957a1b43106858.jpg)
2人が死亡した今回の事故では、軽乗用車が下りの右カーブの終わり付近で対向車線にはみ出し、普通乗用車と正面衝突した。
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事故現場となった山形市と長井市を結ぶ国道348号は、山道の部分が急こう配でカーブも多く、死亡事故が多発している。
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歩いて現場を見た関係者からは、「事故を防ぐためには、『白鷹トンネル』みたいにポールの設置が有効だと思う」「カーブが終わったら、道路に凸凹を施すのが一つの方法ではないか」と事故防止に向けたさまざまな意見が出た。
警察「事故抑止のために対策検討へ」
2017年、白鷹トンネルで起きたトラックと路線バスの正面衝突事故。この事故で1人が死亡した。
![2017年の事故を受け「白鷹トンネル」の出入り口付近ではさまざまな対策が行われた](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/4/0/700mw/img_404b13e1451a1c3f25b81bb110dd4b15114754.jpg)
事故を受け、トンネルの出入り口付近では、センターポールやクッションドラムの設置、道路に凸凹をつけて車が走ると音が鳴るなどの対策が行われた。その結果、それ以降、白鷹トンネルでは大きな事故は起きていない。
警察は、事故対策を実施した場所では一定の抑止効果が見込めると考えていて、特別な対策をとっていなかった今回の事故現場についても、今後何らかの対策を行う方針。
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長井警察署・齊藤満交通課長:
今回の現場については、緩やかなカーブで対策的に足りない部分があったと思うので、今後の事故抑止のために、何ができるのか検討していきたい
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また、道路管理者の県は、警察とは別に「減速」と書かれたマークを路面に表示する対策を2024年度内に実施するよう検討するという。
(さくらんぼテレビ)