小林製薬が製造した紅麹サプリメントの健康被害が拡大する中、武見厚労相は29日、市場に流通する小林製薬の「紅麹コレステヘルプ」約100万個のうち、28日午後4時の時点で全体の約0.4%にあたる4350個しか回収が進んでいないことを明らかにした。
衆院厚労委で答弁した武見厚労相は、大阪市が回収命令を行った「「紅麹コレステヘルプ」は、2021年4月から2024年の3月の間に発売され約100万個が市場に流通しているが、そのうち4350個(3月28日16時時点)を回収済みだと公表した。
この時点での回収率はわずか0.4%にとどまる計算で、武見厚労相は回収終了時期については、「明確にまだ答えられない」と述べた。
また、「紅麹コレステヘルプ」以外に、小林製薬の「ナイシヘルプ+コレステロール」と「ナットウキナーゼさらさら粒GOLD」についても廃棄に向けた回収が命じらているが、武見大臣は、28日16時の時点で両商品の回収はゼロであることも明らかにした。
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