自民党代議士会が行われた21日、浜田国対委員長が空席に対し「このような代議士会でいいのか」と激怒し、党内の気の緩みを指摘した。浜田国対委員長の父は「政界の暴れん坊」と呼ばれたハマコー。過去には息子同様に、激高しイスを投げる場面もあった。

目立つ空席…党内に緩みがあると苦言

21日行われた、自民党の代議士会での一幕。

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原則、全員出席のはずだが、後ろは空席の方が目立つ有り様。この状況に黙っていられなかったのが、浜田国対委員長だ。

自民党・浜田靖一国対委員長は「これだけ人数が少ない、このような代議士会で本当にいいのか。一体感が求められる我が党において、こういう事をひとつずつ積み重ねることが極めて重要だと考えます」と発言した。

裏金問題に加え、過激ダンスショーも問題となる中、党内に緩みがあるとした苦言を呈した。

「お前らのために自民党があるんじゃないぞ!」

ちなみに、浜田靖一国対委員長は、父親も元国会議員。政界の暴れん坊と呼ばれた、ハマコーこと浜田幸一元衆院議員だ。

今から45年前の1979(昭和54)年、党内が分裂状態になり、反主流派の議員たちがバリケードを築いた時には、浜田幸一元衆院議員は「もうきかねぇぞ、こうなったら!」とイスを投げ捨てた。

さらに、浜田幸一元衆院議員は「いいか!断っとくけどな!かわいい子供たちの時代のために自民党があるってことを忘れるな!お前らのために自民党があるんじゃないぞ!」と声を荒げた。

暴れん坊二世の幹部からの苦言は、欠席した自民党議員たちにどう響くのだろうか。
(「イット!」 3月22日放送より)

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