山形市内の公民館に、誰でも宅配の荷物の受け取りができる「オープン型宅配ボックス」が設置された。宅配の再配達を減らすことで、CO2の排出を削減するのが狙いだ。

佐藤市長が受け取り体験

山形市の元木公民館で3月13日から利用が始まったのが「オープン型宅配ボックス」。送られてきた荷物を、自宅ではなくここで受け取ったり、逆にここから荷物を発送したりすることができる。

連携協定の締結式
連携協定の締結式
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この宅配ボックスは、宅配大手のヤマト運輸と山形市が、物流の活性化などを目的に13日に取り交わした連携協定の一環で設置された。宅配ボックスでどのように荷物を受け取るのか、佐藤市長が体験した。

実際に市長が体験
実際に市長が体験

1)画面にタッチ
2)受取ボタンを押す
3)携帯電話に届いた番号を入力
4)受け取りサインの名前を画面に書く
5)指定のボックスが開き受け取ることができる

山形市・佐藤孝弘市長:
おー。簡単に受け取ることができました

荷物の受け取りや発送は、ヤマト運輸以外の宅配業者のものでも利用できる。ボックスを設置することで、「不在」による再配達を減らすことができ、宅配ドライバーの労働時間の短縮はもちろん、トラックから排出されるCO2の削減も期待される。

山形市・佐藤孝弘市長:
ドライバーにもいい、当然利用者にもいい、地球環境にも優しい。三方良しのような形で実現できる。小さな一歩かもしれないが、これからさらにいろんな形で応用していければいい

県内での「オープン型宅配ボックス」の設置は3カ所目で、自治体との共同設置は山形市が初めて。

(さくらんぼテレビ)

さくらんぼテレビ
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