フジテレビで放送中のアニメ『ちびまる子ちゃん』の「まる子」役の声優、TARAKOさんが亡くなったことがわかった。63歳だった。

TARAKOさんは1981年に声優としてデビューし、1990年1月に放送を開始した『ちびまる子ちゃん』では、主人公の「まる子」役を初回から34年間にわたって演じた。独特の声で多くの人に愛されるキャラクターとなり、国民的な人気アニメとなった。

所属事務所によると、TARAKOさんは2024年に入り、闘病しながら仕事をしていたが、3月4日に63歳で亡くなった。

葬儀は近親者のみの家族葬で行われ、後日お別れの会を検討しているという。

日本アニメーションとフジテレビは、TARAKOさんが出演した最後のエピソード、「まる子、水の味がわかる?」の巻を、3月24日(日)に放送する予定と発表。このエピソード以外は、3月10日(日)以降、当面の間、過去に放送した作品を改めて放送するとしている。

所属事務所、さくらプロダクションのコメント全文は以下の通り。

©さくらプロダクション/日本アニメーション
©さくらプロダクション/日本アニメーション
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所属事務所「トルバドール音楽事務所」コメント

TARAKOは2024年3月4日(月)未明、永眠いたしました。今年に入り病と闘いながら仕事をしておりましたが、容体が急変して亡くなりました。
多くのファンの皆様、関係者の皆様、生前のご厚情に深く感謝致します。
詳細については、個人情報に関する情報の為、公表は控えさせて頂きます。
ご了承下さい。
なお葬儀は近親者のみの家族葬で執り行われました。また、後日お別れの会を執り行うよう検討しております。

「さくらプロダクション」コメント

アニメ「ちびまる⼦ちゃん」で、「まる⼦」を演じ続けて下さったTARAKO さまご逝去の報に接し、謹んで哀悼の意を表します。
さくらももこと声が似ていることがご縁でした。
放送開始から34年間に渡りTARAKOさまは、ぐうたらでおっちょこちょい、粋を好み、家族やお友達が⼤好きな「動くまる⼦」を、その豊かな表現で作り上げて下さいました。
TARAKOさん、⻑い間、本当にありがとうございました。
⼼よりご冥福をお祈りいたします。

プライムオンライン編集部
プライムオンライン編集部

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