世界ジュニアフィギュアスケート選手権は2月29日、大会2日目の男子ショートプログラムが行われ、全日本ジュニアで2位、ジュニアGPファイナルで優勝した中田璃士(なかた りお・15)が5位スタートを切った。中田は演技冒頭のトリプルアクセルの着地をなんとかこらえると、予定したジャンプをすべて着氷。トップと2.98点差、77.60点から巻き返しを狙う。

初優勝を目指す中田は、「絶対に優勝したい場面なので、フリーはノーミスで、絶対に優勝したいと思います」と決意を語った。

全日本ジュニアを制した中村俊介(18)は、演技冒頭のトリプルアクセルの失敗が響き72.85点で10 位。

ユース五輪出場で今季躍進中の垣内珀琉(かきうち はる・17)は65.49点の16位から後半のフリーに挑む。

全体トップは80.58点をマークした韓国のソ・ミンギュ(15)。ソ・ミンギュはジュニアGPトルコ大会で今季ジュニア・世界1位の得点をマークした韓国のエース。

日本勢トップの中田璃士は今シーズン、全日本ジュニアのフリーで圧巻の演技を見せ2位表彰台。続くジュニアGPファイナルでは、後半のフリーで全てのエレメンツで加点が付く演技を見せ、自己ベストを更新し、逆転優勝を果たしている。武器は4回転トゥループとトリプルアクセル。

男子フリーは3月2日に行われる。

【男子ショートプログラム結果】
  1位) ソ・ミンギュ 80.58点
  2位) F.ピトー   78.79点
  3位) A.ハガラ    78.02点
  5位) 中田璃士  77.60点
10位) 中村俊介      72.85点
16位) 垣内珀琉  65.49点

本田真凜が全力取材!「世界Jr.フィギュア」
3月10日(日) 深夜2時50分放送

フィギュアスケート取材班
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