27日、中国・深セン市で、空飛ぶクルマが50kmの距離を20分で移動した。
5人乗りで自動運転機能を備え、車輪はなくプロペラを持つ。
道路を走れるタイプも開発中だが、実用化には時間がかかるという。

運転はすべて自動運転

空飛ぶクルマが、ゆっくりと垂直に上昇。

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27日、中国・深セン市で、空飛ぶクルマが海を越え、都市と都市を移動した。
世界初、50kmの距離をわずか20分で移動できる。

空飛ぶクルマの中は5人乗りになっていて、運転はすべて自動運転で行われるという。

しかし、クルマとはいうものの、翼にプロペラ、そして車輪はなし。

ネット上では「どのへんが車?」、「ただのヘリじゃね?」、「ドローンでしょ」という声が上がっている。

車輪のあるなしは関係ない

なぜ、空飛ぶ「クルマ」なのだろうか。

実は2023年、国土交通省の協議会が「空飛ぶクルマ」を定義していた。
そのメンバーに、定義を説明してもらった。

慶応大学大学院 SDM研究所・中野冠顧問は「電動化、自動化、あるいは垂直離着陸の機能を持った、新しい空の移動手段」と解説している。
車輪のあるなしは関係ないという。

また「(“空飛ぶクルマ”の名称は)新しいイノベーション(技術革新)の面で、国民にもわかりやすい」とも話している。

道路を走れるタイプも開発中だが、技術的に難しく、実用には時間がかかるという。
(「イット!」 2月28日放送より)

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