陸上競技の話題です。
今月行われた大阪室内陸上、U-16の60mで大会記録を更新した神辺西中学校の三好美羽選手が今週末の記録会で今年初の100mに出場します。
記録会を前に、今の心境を取材しました。

女子100mで広島県の中学校記録を持つ神辺西中学校の三好美羽選手去年、11秒88で広島県記録を更新しましたが、この冬、さらなる高みを目指し練習に取り組んでいます。

【三好選手】
「後半がやはり自分の中で課題で100mを走りきるために(短い距離だけでなく)100m走を練習でも取り入れ最近は走り切れるようになってきたかなと思います。後半強くなりたいです」

三好選手の最大の武器は、何といってもスタートダッシュ爆発的な加速で、優位にレースを進めてきましたが、課題克服のためスタートの意識を変えました。

【三好選手】
「まずスタートで力を使わずに走ることをイメージして、力を抜いたからタイムが落ちるのは良くないし、後半の走りで足が後ろに流れてしまうことが課題なので、足を前に出せるように家での練習でストレッチを頑張ってやっています」

週末に行われる記録会で、今年初めて100mに出場する三好選手今シーズン、そして、中学校最終学年に向けて目標を聞いてみました。

【三好選手】
「中1、中2でつらいことも楽しいこともありましたが、ここまで来られたのは応援してくれている方々のおかげだし、陸上の練習で親が送り迎えしてくれたり先生も私たちに寄り添ってくれたり一緒に練習してくれる仲間も『一緒に頑張ろう』と言って一緒に練習してくれるから私も頑張ることができる。中学3年生はきれいに締めくくってたくさんの人に感謝して恩返しできるように頑張りたいです」

<スタジオ>
三好選手、後半の失速を防ぐために得意のスタートだけでなく走り方でも、後半、体を起こす意識を持っているとのことです。
木村さん、この意識どんな影響がありますか?

【エディオン女子陸上部アドバイザー・木村文子さん】
「変わってきますね。今シーズンに入ってスタートの部分でも前傾姿勢の角度が全然変わってきてるなと感じます。前傾しすぎると足が後ろ回転になってしまうので、自分の力を余計に使って加速していかなければならないんですけれど、自分の加速しやすいポジションを見つけることができているのかなと思います」

三好選手の今シーズンの活躍、期待したいですね。

テレビ新広島
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