広島市の新年度予算案が6日、発表されました。
目指すのは、「こども・若者と子育てに優しいまち”ひろしま”」の実現です。

【広島市・松井一実市長】
「こども・若者・子育てに優しいまち”ひろしま”」の実現を目指して、すべての若者が等しく健やかに成長できることができ、保護者も子育てに伴う喜びを実感できるようにしたい」

6日発表された広島市の新年度当初予算案。
一般会計でおよそ7940億円と今年度をおよそ712億円上回り、一般会計としては3年連続で過去最大規模の予算案となりました。
会見で、広島市の松井市長が強調したのは…

【広島市・松井一実市長】
「こども・若者や子育て支援」
「こども真ん中社会の実現」
「子育てを大切にする町」

「こども」「子育て」という言葉がたくさんでてきます。
新年度予算案は、「こども・若者や子育て支援」を重要課題のひとつにあげ、こどもや若者、子育て世帯に優しいまちづくりの実現を加速させることにしています。

《こども医療費補助の拡大 約34億8300万円》
こどもが小さいうちは利用することの多い病院。
その医療費の補助を来年1月から拡大します。
これまであった保護者の「所得制限を撤廃」。
さらに、中学3年生までとしていた対象年齢を高校の年代まで広げます。
これについて、医師は…

【もり小児科・森 美喜夫院長】
「よその地域からひっこしてきた人は、なんで広島市は子供に冷たいの?子育て世代に支援がないのと言われる人は、ここの診察に来られる人はたくさんおられます」

県小児科医会は、長年、制度の見直しを働きかけてきただけに…今回の予算案で前進が見込めます。

【もり小児科・森 美喜夫院長】
「小さいお子さんは免疫がないから3歳・4歳・5歳までの間に一生分の風邪をひくわけですよ。その分だけ何回も医療機関を受診しなければいけないしお金もかかる、時間もかかる、親の労力もかかる。社会として応援してあげることは必要だと思います」

《小学校の給食費 保護者負担ゼロなど 約54億2700万円》
国による小学校の「学校給食費の抜本的な負担軽減」を踏まえ、給食費も来年度から変わります。
1人1日360円の給食費のうち、300円を国が負担し、残る60円分は臨時交付金を活用。来年度は保護者の負担は、「ゼロ」になる見込みです。

《放課後児童クラブ 利用料金の引き下げへ》
これまでは、利用料金が最大で月5000円だった放課後児童クラブ。
無償だった世帯を除き、来年1月から一律3000円に引き下げます。
また、こどもが2人いる家庭は2人目から半額に。
3人目からは無償へと、こどもの多い家庭の負担を軽減。
こうした放課後児童クラブや児童館の環境整備におよそ21億円の予算を盛り込みました。

さらに、こどもの屋内遊び場の整備や中高生の居場所づくりも整備。
SNSを使ったこどもや若者を対象とした24時間体制の相談窓口も設置します。

【広島市・松井一実市長】
「市としてできる限りのことをやっていこうという決意表明と受け止めていただきたい。ゆっくりだけど確実に、着実に(子育てに)やさしい町を目指す」

若い世代が希望をもてる街づくりは加速させられるのか。
過去最大規模となる広島市の来年度当初予算案は、今月13日に開会する市議会で審議されます。

《スタジオ》
小児科の先生のお話にもあったように、他の政令指定都市などと比べると、子育て支援について広島市はちょっと薄いよねっていうことが長く言われてきました。
安井さん、この動きを評価したいですね。

【コメンテーター:武蔵野大学、叡啓大学・保井俊之教授】
「とてもいいと思います。今の子育て世代の方は、どういうサポートが受けれられますか?ということで、住む場所を決めるという傾向が強いんです。人口流出対策としては、これは素晴らしい施策だと思います」

まさに子どもを育てやすい環境を作るというのは、未来の日本をつくることにつながるわけですから期待したいと思います。
広島市は専門の部署を設置し施策を進める方針だということです。そのスピード感も含め今後も期待したいと思います。

テレビ新広島
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