15日、中国の新疆ウイグル自治区で、雪の中を進むオオカミの群れが撮影された。若いオオカミが先頭を切り、年配のリーダーが後ろを守る編成で、厳しい自然環境下で生き抜く知恵を伝承している。

一列のオオカミが雪の中を進む

中国北西部・新疆ウイグル自治区のアルタイ。

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深く積もった雪に溝ができていき、ずんずん先へ進んでいく。溝の先端をよく見ると、雪の中からオオカミが頭を出した。

先頭がラッセル車のように掘り進めた後から、一列になった群れが続いているのだ。雪の道は、ところどころトンネルになっている。

集団で生きぬく術

普段から集団で行動するオオカミ。映像からは、それぞれの役割が見てとれる。

先頭は、力あふれる若いオオカミ。中間にいるのは、群れの未来を担う幼いオオカミたち。そして一番後ろにいるのは、歳を重ねたリーダーだ。

ドローンをしきりににらんだり、吠えて威嚇する様子も見られた。厳しい自然の中で、オオカミたちは集団で生きぬく術を伝えている。
（「イット！」 2月20日放送より）