ウクライナ侵攻開始から4年が経過し、ロシア国内では北朝鮮との軍事的・経済的な繋がりが顕著になっている。また、ロシア側に連れ去られたウクライナの少年が、北朝鮮で反日教育を受けている実態も浮き彫りになった。

ロシアと北朝鮮の深まる関係

ロシアの首都・モスクワにある博物館。戦地での北朝鮮兵士らの姿を描いたとみられる絵画が何点も展示されていた。

さらに、「党軍一の決死隊」「死んでも革命の精神を捨てるな」と、毛筆で書かれたハングル文字も残されていた。

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ロシアによるウクライナ侵攻に終わりが見えぬ中、ロシア側の戦闘要員として、これまでに少なくとも1万人以上の北朝鮮兵が参加したとされる。

イギリス国防省の分析では、ロシア西部クルスク州の戦闘で6000人に及ぶ北朝鮮兵が死傷したとの見方が出ている。

2025年の年末、モスクワで開かれていた展示会では北朝鮮兵の「遺品」が並べられていた。

血痕らしきものが残された布には「なんとしてでも同志の仇を討つ」「檄文 金正恩同志の特殊部隊の栄光を世界中に示そうではないか」など悲痛な言葉が刻まれていた。

侵攻開始から既に4年…侵攻が長引くにつれ、ロシア国内で色濃くなってきたのは北朝鮮との繋がりだ。

11日、モスクワ中心部の駅に到着したのは、平壌とモスクワを往復する列車。

北朝鮮から多くの布袋や段ボールが運び出される一方で、ロシアからはソーセージやフランスの家電メーカー・ティファールの掃除機などが北朝鮮へ渡るとみられている。

ウクライナ侵攻を経た現在のロシアと北朝鮮の関係について、モスクワ市民はこう語る。

モスクワ市民(70代):
今の特殊な状況を考えれば、関係は上向いています。良い関係を築くことに賛成です。

モスクワ市民(60代):
北朝鮮を支持します。彼らからの支援もありますし、経済的な協力関係もあります。そこを重視すべきです。

ウクライナ人子供に洗脳で反日感情か

両者の経済的な繋がりの深まりは、意外な場所にも現れていた。

ピアノの演奏に合わせ、チマチョゴリ姿の人物が歌っているのは2025年モスクワに新規オープンした北朝鮮レストランだ。

そして、別の北朝鮮レストランも2025年にオープンした。

もともと市内に1軒しかなかった北朝鮮レストランが、今では4軒にまで増えているという。

ウクライナ人の子供を北朝鮮で反日洗脳教育…

ロシアと北朝鮮の関係性は、様々な形で日本にも影を落としている。

ロシアの国旗カラーのシャツを着て写真に収まっているのはウクライナ人の12歳の少年で、撮影場所は北朝鮮だ。

この少年は、ロシア軍によって連れ去られたという。ロシアと北朝鮮が合同で行う文化交流キャンプに参加させられ「洗脳教育」を受けているとウクライナの人権団体は主張する。

ウクライナの人権団体の弁護士:
残念ながら、その憎悪の対象が日本人でした。

侵攻から4年を迎えた24日、小泉防衛相は強い言葉で危機感を露わにした。

小泉防衛相:
我が国を取り巻く安全保障環境がより厳しいものとなることに繋がっており、強い危機感を持っています。国際社会と緊密に連携しつつ、引き続きウクライナ支援と対露制裁に取り組んでまいります。
(「イット!」2月24日放送より)

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