中国では10日、春節の大型連休がスタートした。日本の観光ランキングで5位の岐阜県にも、多くの観光客が訪れている。「爆買い」にも変化が起きているとのことだ。

■“日本ならでは”を求めて…岐阜の雪景色が人気

12日、岐阜県高山市の観光名所「宮川朝市」には、多くの中国人などの観光客の姿がみられた。

この記事の画像(6枚)

よほど雪が珍しいのか、寝っ転がって記念撮影する人たちもいた。

岐阜県白川村にある世界遺産・白川郷には、ウエディングの写真撮影をする人も…。

男性観光客:
合掌造りの建物と雪が積もった建物がとてもロマンチックなので、ここでウエディング写真を撮りたかった

岐阜県は、春節の「人気観光地ランキング」で定番の観光地に続く5位にランクインしている。日本ならではの風光明媚な景色や温泉が楽しめることなどが、中国のSNSでも注目されているという。

■「1点をすごく吟味される」爆買いにも変化

名古屋市中区大須の「KOMEHYO 名古屋本店」では、中国人観光客の来店を見込んで春節コーナーを展開した。

KOMEHYO名古屋本店 村山璃南さん:
中国の春節では、赤が富と幸福のシンボルカラーということで、赤を基調に揃えております

取材に訪れた12日昼の時間帯は、さほど混雑していない様子だった。店によると、岐阜やジブリパークなどの観光地を巡ったあと、夕方に観光客が訪れることが多いとのことだ。

KOMEHYO名古屋本店 村山璃南さん:
中国の方はキャッシュレス化でお財布を持たない方が多いので、小さめのバッグが人気になっております。日本の中古品は特に品質がいいので、中国のお客さまからも人気になっております

かつての「爆買い」の頃と、傾向に変化が出ているということだ。

KOMEHYO名古屋本店 村山璃南さん:
点数をたくさん買うというよりは、1点をすごく吟味されて。ご来店される前にSNSなどを見て吟味されてから、ご来店して選ばれる方もすごく多くなっている印象です

(東海テレビ)

東海テレビ
東海テレビ

岐阜・愛知・三重の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。